企業でiPhoneやiPadを社用端末として利用する際、MDMと呼ばれるデバイス管理の仕組みが使われていることは、ここ数年のiOSDCで語り尽くされてきました。
いっぽうで、我々エンジニアが使っているパソコンはmacOSです。社用端末として使っていますよね。あれ、でもmacOSのMDMってあまり話題に上がっていませんよね。
実際には、macOSにもiOSと同様にMDM機能が存在し、ここ数年のWWDCでもmacOSのMDMの進歩は実はホットな話題です。とても気になるので、自分でオープンソースのMDMを作って中古のMacbookをメルカリで買って、その機能性をいろいろ確かめてみました。
・業務に必要なアプリの自動インストール
・SSH設定の自動化
・WiFi設定の配布・自動更新
などなど、これらのMDMの機能は、デバイスの"管理"だけでなく、PCセットアップの自動化など、エンジニアチームにとって大きな利便性をもたらしてくれそうです。
市販のMDMを使うだけでは面白くないので、自分でMDMをつくっての業務改善にチャレンジしてみませんか。
このセッションではMDMのプロトコルやその実装方法などについてもわかりやすく説明したいと思います。