ここにトマトがあります。
このトマトを、幅を指定して切るメソッドについて考えてみましょう。
extension Tomato {
public func slice(width: Double)
}
トマトを3cm幅でカットする際は、以下のように書けば良さそうです。
tomato.slice(width: 3)
さてここで、メソッドのシグネチャからwidthを省略したら、メソッドを使う側にどう伝わるでしょうか?
tomato.slice(3)
「トマトを3cm幅でカットする」ではなく、「トマトを3つにカットする」と伝わってしまうかもしれません。
Swift の API Design Guidelinesは、明確で一貫性のあるコードを書くための指針を教えてくれます。しかし、その抽象的な概念を理解し、日々のコーディングに適用するのは難しい場合があります。
本LTでは、身近な「野菜」を使って、これらのガイドラインの理解を深めていきます。野菜を使うことで抽象的な概念を具体的なイメージとして捉え、より実践的な知識として吸収し、より良いコードが書けるようになることを目指します!