コンマ1秒が結果を左右する陸上競技の世界において、タイムはとても大切なものです。
実際の試合では選手がゴールラインに投射された赤外線を通過し遮った瞬間を速報タイムとして記録する電気計時と、高精度な写真判定によってタイム測定が行われます。
iOSエンジニアのみなさまなら、赤外線と聞いて何を思いつきますか?そう、LiDARセンサーです。
昨年のiOSDCでは、iPhoneを持ちながら全力疾走中でも使えるタイム測定の方法を色々なインタラクションで比較しました。
今年は記録の精度に注目し、ARKit×LiDARによって理論上カンマ一秒以下の精度を持つ精密なタイム計測アプリを試作しました。
果たして実際の環境で使えるのか?本物の電気計時システムと比較すると精度はどのくらい変わるのか?
陸上競技歴16年の私が実際に体を張って検証した結果を動画で紹介しながら、全力疾走と同じスピード感で紹介します。