AI技術の急速な進化により、データの価値はますます高まっている。
多くのサービスプロバイダが種々のデータを蓄積し、ビジネス優位性を確保しようとする中、データ社会においてはプライバシーの問題も大きな懸念である。
EAGLYSは、創設以来、準同型暗号を基盤とした秘密計算技術を活用し、データが持つ価値を最大化し、同時にプライバシーリスクを最小限に抑える取り組みを行ってきた。
本発表では、最新の秘密計算社会の実装状況について概観し、さらに、EAGLYSが最近開発した「鍵穴のない暗号技術」について紹介する。
これらを通じて、これからのAI社会やDX社会における、インターネットサービスの在り方についても論じる。革新的な暗号技術によりデータの安全性とプライバシー保護の両立が可能となり、この革新的なアプローチを知ることは、ビジネスにおける競争上の優位性を追求する開発者にとって有益なものとなることが期待される。