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【登壇・協賛情報】iOSDC Japan 2023

2023年9月1日(金)から3日(日)の3日間に渡り開催される、iOSDC Japan 2023にて、LINEはゴールドスポンサーを務めます。

#LINEは今年もiOSDCを応援しています

本ブログでは、LINEから登壇する発表者の紹介や当日協賛ブースで実施予定の内容、アフターイベントについてご紹介いたします。
また、LINEのセッション採択数が過去一だったiOSDC Japan 2023にて、プロポーザルを増やすための施策を公開しています。ぜひご覧ください。

  • セッション紹介
  • 協賛ブース紹介
  • アフターイベント紹介
  • プロポーザルを増やすための施策

セッション紹介

タイムテーブル:https://fortee.jp/iosdc-japan-2023/timetable

iOSDC Japan 2023でのLINEからのセッションを紹介いたします。
各発表の概要に加え、発表者ごとの見どころやコメントも掲載していますので、ぜひご一読ください。

9月1日(金) day0


Swift Packageを使った巨大な依存グラフのキャッシュ戦略

Swift Packageは、依存配布の最適な手法です。
しかし、Xcodeのパッケージ管理では、キャッシュが揮発しやすく、膨大な依存関係を持つプロジェクトではビルド速度の維持が難しいです。
パッケージの利便性と、速度を両立する手法はないでしょうか
そこで、新しいビルドツールScipio (https://github.com/giginet/Scipio)を使って、パッケージを効率的にキャッシュする手法と、実際に大規模プロジェクトに導入するケーススタディをお伝えします。

このトークでは、以下についてお話しします

  • SwiftPMを利用したXCFrameworkの構築手法
  • リソースバンドルなど、標準機能のサポート
  • Library Evolutionについて、現在の制限と回避策
  • リモートキャッシュシステムの構築

SwiftPMの深い部分に触れてみましょう!

発表日時:2023/09/01 17:15-18:00(40分) / Track A
発表者:giginet / giginet
詳細:https://fortee.jp/iosdc-japan-2023/proposal/ac02713c-84c6-404f-9405-95088a87cd8f

発表者からメッセージ

入社以来1年間取り組んできたLINE iOSアプリのビルド環境改善と、パッケージキャッシュを効率化するビルドツールについてご紹介します!Day 0の初っぱなからこんなに濃いトークで良いのかそわそわしています


 カンファレンスでネットワークの低レイヤーを学ぶ with Swift

iOSエンジニアにとってネットワークは縁遠いものです。
実物や設計を見る機会がなく、教科書を読んでもイメージがつかない方が多いのではないでしょうか。

ちょっと待ってください!実物が目の前にあるじゃありませんか。こんな貴重な機会はありません。
本トークではカンファレンスネットワークを題材にネットワークを学びます。死活監視アプリを作りiOSDC Japanネットワークのふるまいを観察しましょう。

話すこと

  • L1〜L3の基本
  • 1000〜2000人規模のカンファレンスネットワークの勘所
  • iOSDC Japan 2023ネットワークの見どころ
  • Swiftを活かして死活監視のコマンドラインツールとアプリを作る

対象

  • 普段ルータを買ってくるだけの人
  • アプセトネデブってなんですかの人
  • iOSDC JapanでWi-Fiやニコ生配信を使う予定の人 つまり参加者全員!

発表日時:2023/09/01 17:15-18:00(40分) / Track C
発表者:S_Shimotori /  S_Shimotori_pub
詳細:https://fortee.jp/iosdc-japan-2023/proposal/bbf04f2d-a82c-44e7-a48c-2da170bebbca

発表者からメッセージ 

複数の宛先にpingを飛ばすコマンドラインツールとiOSアプリ、ついでにWi-Fi AnalyzerのmacOSアプリも作りました。周囲のWi-Fiの電波状況をグラフに描くアレです。iOSDC JapanのWi-Fiを描くと綺麗に山が並ぶんですよ。 ……40分に話が収まらないね?

9月2日(土) day1


iOSは自動作曲の夢を見るか? 〜オンデバイス音楽生成の可能性

人間のかわりにコンピューターが作曲する、いわゆる「自動作曲」。
これは今や夢の技術ではなくなり、実際AppStoreにもそのようなアプリがあります。
しかし大抵メインの作曲を担うのはサーバー側で、iOSはただの「出入口」です。

一方で生成系AIに関してはプライバシーや権利問題等の都合から閉じた環境(オンデバイス)でコンテンツを生成する需要が存在します。画像生成は実例も多いですが、「音楽生成」と「iOS」の組となれば話が別で、一般に両者の相性は不透明です。

本トークでは、直近のiOSの自動作曲に対する適性を、各課題と対策の観点で、デモや考察を交えて解説します。
機械学習やモデル、音楽理論について多少触れますが、比較的易しいとされる「メロディ生成処理」を中心に話を展開しますので、予習や専門知識なしでも楽しめるかと思います。

iOSと自動作曲が織りなす可能性を、ぜひ一緒に体験しましょう!

発表日時:2023/09/02 13:00-13:45(40分) / Track D
発表者:log5 /   log5
詳細:https://fortee.jp/iosdc-japan-2023/proposal/358b5cc8-406f-4f67-a2ab-c9257b37a262

発表者からメッセージ

本セッションでは作曲や機械学習を始め、少し難解な概念が次々と登場しますが、いずれも時間を割いて説明しますのでご安心ください! 直ちに役立つ実用的な内容ではないかもしれませんが、iOS×AI×作曲のコラボレーションにピピっと来たみなさま、ご参加をお待ちしております!


出前館におけるApple Pay運用Tips

Apple Payは2016年に日本で使用できるようになり、多くのユーザに使用されています。
フードデリバリーアプリ「出前館」でも2016年よりApple Payを導入しています。

Apple Payを運用していくためには、いくつかの証明書などを管理する必要がありますが
これらの証明書にはAppleのドキュメントを読むだけでは理解が難しい制約が多く、運用時に注意が必要です。

また、2016, 17年時点のApple Pay導入の記事は見かけますが、継続的にApple Payを運用するための記事は少なく、試行錯誤しながらApple Payの運用方針を確立しました。

本発表では出前館でApple Payを安定的に運用するための実践的な苦労話を中心に、Apple Payに関連するAPIの話や、iOS/WebでApple Payを実行するためのTipsをお話しする予定です。

発表日時:2023/09/02 13:55-14:20(20分) / Track D
発表者:Shinji Kurosawa /  kuroFront46
詳細:https://fortee.jp/iosdc-japan-2023/proposal/b4ed8692-7acf-4bde-9790-fc1107324052

発表者からメッセージ 

Apple Payを運用するときに必要になる実践的な内容をお伝えできればと思います。 試行錯誤した部分が多いので、Apple Payを開発/運用されている方がいれば、Ask the Speackerで気軽にお話しできますと幸いです!


ActorでCoreDataをスレッドから解放しよう

CoreDataはクライアントでデータベースを利用する際に欠かせないものです。
しかし、NSManagedObjectはスレッドセーフではなく、NSManagedObjectContext内で原則操作を行う必要がある等、スレッドを意識しながら利用する必要があります。
一方、Swift Concurrencyの普及が進み、データ競合はActorによって制御することが一般的になりました。CoreDataを利用する際も、実行スレッドを考慮することなく全てasyncで安全に操作したいものです。
しかし、CoreDataを実際にそのように利用した例は多くありません。
そこで本トークでは、CoreDataをスレッドを意識することなく利用するための設計方法を解説します。本トークによって、Swift Concurrencyを活用したより安全なCoreDataの利用方法を理解できるようになるでしょう。

発表日時:2023/09/02 14:30-14:55(20分) / Track A
発表者:ひめし / himeshi_tech
詳細:https://fortee.jp/iosdc-japan-2023/proposal/240c16ac-498a-4d17-a43a-f34f0fdbe041

発表者からメッセージ 

このトークのCfPを出した数時間後にSwiftDataが発表されました。ここで話そうと思っていた問題は当然SwiftDataが解決済み… と思いきや、どうやらそういうわけでもなさそうです。 Swiftの最新機能も使いながらconcurrencyをあれやこれやしていきます。ぜひおこしください。


ソーシャルログイン機能のデバッグ地獄をくぐり抜けてリファクタリングした話

今日のモバイルアプリはログイン機能を持つものが多いですが、プロダクトの成長に伴って複数のソーシャルログイン機能を導入することは少なくありません。私たちが担当する出前館アプリもその一つです。
我々の今後の開発予定を考えると、ソーシャルログイン機能の改修が必要でした。しかし、その仕様に関するドキュメントやデバッグ方法のナレッジが不足している、という大きな課題がありました。そこで我々は各ソーシャルログイン機能に対してデバッグ作業を地道に進めつつ、ドキュメントの整備を進めました。

本セッションでは我々が取り組んだソーシャルログイン機能リファクタリングに関する苦労話とそれによって実現できた機能改善事例のご紹介をします。プラットフォームの特性上、iOSアプリはソーシャルログイン機能が増えやすい事情があると思います、同じような悩みを持つ方々の参考になれば幸いです。

発表日時:2023/09/02 16:15-16:40(20分) / Track A
発表者:Takanori Hirobetaka1068
詳細:https://fortee.jp/iosdc-japan-2023/proposal/fa5fdd36-b3c5-4658-b7cf-2fac322f75cd

発表者からメッセージ

出前館アプリでは会員登録やソーシャルログイン周りのユーザビリティーの向上と、そのために必要だった大きなリファクタリングを行いました。 僕のトークでは、その背景や成果、苦労した点について話します。 実際のプロダクトで行われたリファクタリングの例として参考になると幸いです。

9月3日(日) day2


watchOSとMapKitを駆使した位置情報収集:バッテリー消費最小化と取得精度向上テクニック

位置情報は現代のアプリケーションで不可欠な要素の一つであり、Apple Watchにおいても例外ではありません。しかし、watchOSにおける位置情報の取得はバッテリーの消費という課題に直面します。そのため、watchOSとMapKitを連携させ、適切な頻度で精度良く位置情報を取得する一方で、バッテリーを極力消費させない方法が求められます。
本トークでは、位置情報収集の基本、MapKitの詳細な機能、watchOSの消費電力管理の仕組み、そしてこれらが相互にどのように影響を及ぼすか、バッテリー消費最小化と取得精度向上のテクニックについて解説します。位置情報の取得精度とバッテリー消費は一見トレードオフの関係にあるようにみえますが、watchOSの仕様を理解し、MapKitの使用方法を最適化することで、この二つのバランスを適切に維持することを目指します。

発表日時:2023/09/03 10:25-10:50(20分) / Track B
発表者:Shoko Sato / satoshoco
詳細:https://fortee.jp/iosdc-japan-2023/proposal/78e681dc-9c24-4a32-aef5-75aeb124fb6e

発表者からメッセージ 

位置情報の実証実験は体力勝負だ!精度調査のために一晩で20km以上歩いた汗と涙の結晶のデータをぜひ聴きにきてください。


複雑さに立ち向かうためのコードリーディング入門

コードを読んでいる時、

「これは何をしてるんだろう?難しいなあ…」

と、内容がわからないもどかしさを感じたことはありませんでしょうか?僕はよく感じています。
これは、いわゆるコードの「複雑さ」から来ています。しかし、複雑かどうかは人によって異なりますし、また状況次第で変わります。
今回は、この「複雑さ」に焦点を当て立ち向かうためのコードの読み方について、みなさまと考えていきたいと思います。

日々の業務では、コードを書くよりも読む時間のほうが多い傾向にあり、コードの読み方を鍛えることで、日々の開発効率をより改善できる可能性があります。

  • これまでコードの読み方についてあまり意識したことがなかった
  • 読んでいるコードがわからずもどかしいと感じたことがある

そんな方々が、新しい視点を知り、コードに感じる複雑さを軽減できるようになるためのヒントを得る機会になりましたら幸いです。

発表日時:2023/09/03 13:00-13:45(40分) / Track B
発表者:shiz / stzn3
詳細:https://fortee.jp/iosdc-japan-2023/proposal/6229ba41-0675-4f62-839e-6cde07311585

発表者からメッセージ

本発表では、コードを読む時に感じる複雑さとどう向き合っていくかについて話します。 「なぜ複雑に感じるのか?」「ではどうすればいいのか?」を知ることで、日々の開発や業務に活用できるヒントになれば幸いです。 コードを読んでいる時に「難しいなあ...」と内容がわからなかったり、わかるまでに時間がかかってしまう、そういった経験がある方にぜひ一度聞いていただきたく思っています。 クイズやエクササイズもあるので、気軽に楽しんでいってください!


CoreHaptics入門

Hapticsとは、iPhoneを操作しているときに「ポコッ」と振動するアレです(「ポポポポ」とか「ブーーーン」とかもあります)。
UXを向上させたりアプリのらしさを演出したりできる強力なフィードバックツールですが、その扱い方は公式ドキュメントを軽く読むだけでは理解できないほど難解です。
このトークを聞いて、あなたのアプリをhaptics付きのより魅力的なものにしましょう。

このトークでは以下のことをお話をします:

  • CoreHapticsの基本的な使い方
  • Hapticsのベストプラクティス

このトークを聞くと以下のことができるようになります:

  • 簡単なhapticsが実装できる
  • Hapticsを導入すべき箇所がわかる

発表日時:2023/09/03 14:30-14:55(20分) / Track B
発表者:Satsuki Hashiba / shiba1014_
詳細:https://fortee.jp/iosdc-japan-2023/proposal/b630fa79-2c28-41ec-a6b2-6954b62f1858

発表者からメッセージ

はじめまして!この発表ではCoreHapticsについて詳しく説明します。触覚についての話題なので、音声や身振り手振り(?)を使って頑張って説明します。ぜひリアルタイムでお聞きください!


Xcode Previewを気軽に利用するためのDI戦略

Xcode Previewでは静的なUIだけでなく、実際にUIを操作して簡単な動作確認ができます。

Xcode Previewを本格的に使うにはDependency Injection(DI)をする必要がありますが、SwiftUIのViewへのDIはアプリのトップレベルから依存をパスする、所謂バケツリレーが必要で、実装コストが大きくなってしまいます。
一方@Environment(Object)だとバケツリレーせずにDIできますが、コンパイラの力を借りることができず、Xcode Previewへのハードルが上がります。
そこでこのトークでは、Xcode Previewのことを最優先に考え、開発者が「いつでも」「気軽に」「安全に」Xcode Previewを利用できるDI戦略を紹介します。

このトークを通じて、みなさんがもっと気軽にXcode Previewを使い倒せることを目指します

発表日時:2023/09/03 14:30-14:55(20分) / Track D
発表者:まつじ  / mtj_j
詳細:https://fortee.jp/iosdc-japan-2023/proposal/2bfb2b2e-5e5e-44a7-87c9-e0dc66819a1e

発表者からメッセージ

SwiftUIでの実装時、絶対に悩む問題のひとつがDependency Injectionです。 Xcode Previewでサクッと動作確認ができるDI戦略を紹介します。 ちなみに、発表スライドは全部SwiftUIで実装されています。 発表を聞きながら、どうスライドが実装されているのかを考えるのも楽しいかもしれません(?)


 輝け俺のViewController 〜海外iOSカンファレンス登壇編〜

「いいかい、freddiさん、登壇をな、いつでも登壇できるようになりなよ」

かの師匠からの言葉を握りしめて、海外カンファレンスに日々プロポーザルを送りつづけたfreddi。ようやくApproveの文字が見え、喜びの舞を踊っている彼はその時知らなかった。登壇資料作成の眠れぬ日々、有給なのか移動日なのかの判断、片道45時間の大移動、日々飛んでくるイタリア語。数々の山場を抜け、彼が遠いヨーロッパの地、トリノで見たものとは?!果たして彼は無事登壇できたのだろうか?!

このトークでは、実際に海外登壇をすることになった場合、どういうふうにスタートを切って、最後の登壇までどう走り切るのかを、freddiの今年の体験談を交えて解説します。特に英語登壇、異国の地での登壇への抵抗がある人は、私がどう切り抜けて(そして失敗して)きたかを見て学ぶことができるでしょう。

発表日時:2023/09/03 16:30-16:35(5分) / Track A
発表者:freddi  /  ___freddi___
詳細:https://fortee.jp/iosdc-japan-2023/proposal/9c316407-6baa-47ef-9de4-4a5168bd4664
関連記事: https://swiftheroes.com/2023/agenda/

発表者からメッセージ

正直プロポーザルの1行目に美味し◯ぼネタをやって通るとは思わんかった。このネタ、Twitterでよく見るけど(プロポーザルを書いたときは)読んだこともなかったのですが、最近YouTubeで無料公開されていたので見ました。おすすめです


ポスター

大規模アプリにおいてデバイス上のユーザデータを安全に暗号化する

近年、ユーザデータ保護のためにデバイス上のユーザデータを暗号化した上で保存することが求められるようになりました。しかし、既存の大規模アプリにおいてデバイス上のユーザデータを暗号化するには制約があります。暗号化対応のためにデータにアクセスするアプリ内のコードを全て一気に書き換えることは現実的ではありません。また、暗号化の実装過程で生じるバグによってデバイス上に保存されたユーザのデータが失われることは許されません。
本トークでは、こうした制約下において安全にデバイス上のユーザデータの暗号化を行うために、copy on readやdouble writeポリシーを用いた戦略について、UserDefaultsを暗号化した事例をもとに説明します。
本トークによって、既存の大規模アプリにおいてUserDefaultsのようなデバイス上のユーザデータを安全に暗号化する方法を理解できるようになるでしょう。

発表者:ひめし  /  himeshi_tech
詳細:https://fortee.jp/iosdc-japan-2023/proposal/2efea065-73fe-4c1c-a4ca-2bcaad26ab3e

発表者からメッセージ

当日OpenChatで呼んでいただければポスターのところに飛んでいきます。ぜひポスターを囲みながら会場で直接お話ししましょう!


パンフレット

輝け俺のViewController 〜フレモンと秘密の部屋(サーバールームじゃないよ!)〜

iOSの業界をネタにし尽くした、ネタ切れ、というか、もう正直このプロポーザルを書いてる時点でネタがない!打ち切り覚悟のfreddi先生最新作。ファットビューコントローラークリエイター・フレモンによるドタバタコメディ、第3弾です!今からネタ考えるのでもうここに書くこと無いんですよね、さて、今年はどういうネタにしようかな。TwitterでちょっとバズったMVVMタ◯ピーのオマージュを引っ張るのも考えたし、いっそウ◯ニャ路線で行くか、迷うな。あ、そうだ、あの人に聞いてみよう。今年よかったらマンガに登場しませんか?...

???「ええで」

乞うご期待!

執筆者:freddi  /  ___freddi___
詳細:https://fortee.jp/iosdc-japan-2023/proposal/8f0ab273-6457-4d82-a805-7ac7d8742a09
関連記事 : 前作: https://twitter.com/___freddi___/status/1676824604466368512

執筆者からメッセージ 

ちなみに次回(来年)最終話です。iOSDCの皆さん来年も採択してください。チラッチラッ


LINEの協賛ブースで、iOSDC Japan 2023をもっと楽しもう!

日本最大級のiOS開発者向けカンファレンス iOSDC Japan 2023に、LINEも力を入れて参加します!今年もLINEのブースで、各種の施策やイベントを実施予定です。訪れた方々が「あっ!」と驚くような体験をお届けするため、多彩な企画を用意しています。以下、その一部をご紹介します。

1. Code Review Challenge

「Bad Code」を「Good Code」に変えよう

出題されたコードの「Bad Code」を修正し、プロフェッショナルな「Good Code」に変えるチャレンジを体験できます。コードレビューの力をぜひ発揮してください。

2. スピーカースタンプラリー

LINEの登壇者の発表を聴いて、豪華グッズを手に入れよう

LINEから登壇するスピーカーのセッションを聞き、スタンプを集めていく企画。6個以上のスタンプを集めると、あの大人気LINE FRIENDSのオリジナルグッズをゲットできます。

3. Openchatで質問タイム

LINEのエンジニアと直接コミュニケーション

セッション内容やパネルディスカッションに関する質問など、Openchatを使ってLINEのエンジニアに直接質問できます。最終日の13時には、トークンも流れるので、お楽しみに。

以下のQRコードからご参加ください。

4. freddi画伯の似顔絵コーナー

あなたの顔をfreddi画伯がアートに!

iOSDCで有名なfreddi画伯が、その場であなたの似顔絵を描く!ただし、画伯の気分次第での実施となりますので、ラッキーなタイミングをお見逃しなく。

これらの企画は、LINEの技術力やエンジニア文化をより深く知っていただくためのものです。iOSDC Japan 2023でのLINEのブースを、ぜひ楽しみにしてください。

私たちとともに、このイベントを一緒に盛り上げていきましょう!


After iOSDC Japan 2023

iOSDC Japan 2023に協賛しているLINE, PayPay, ZOZO,ヤフーの4社合同で「After iOSDC Japan 2023」を開催します。

各社の社員によるLT、パネルディスカッションを実施する予定です。iOSDC Japan 2023に参加した人もそうでない人も、みんなで振り返りましょう。

開催日時:2023年9月11日(月)19:00~21:00 予定
開催場所:LINE株式会社 四谷オフィス & オンライン
イベントページ:https://zozotech-inc.connpass.com/event/287083/

こんな方におすすめ

  • iOS関連技術およびすべてのソフトウェアエンジニア
  • iOSDCの振り返りを一緒にしたい方
  • iOSDCには参加しないけど、情報が知りたいという方

プロポーザルを増やすための施策

日本を代表するiOS開発者向けのカンファレンスであり、参加することは技術者としての誇りとも言えるiOSDC Japan 2023。
LINEとしては、より多くのプロポーザルをLINEから提出したいという強い思いを胸に、どのようなアプローチをとったのか、その背景と取り組みを紹介いたします。

1.戦略的なアプローチ

私たちが最初に実施したアプローチは、組織全体の意識づくりです。組織長自らが前面に出て、各チームにプロポーザル提出の重要性とその意義を伝えました。この結果、各チームはプロポーザルのアイディアを積極的に検討し始めました。しかし、単にアイディアを検討するだけでは十分ではありません。そのため、「プロポーザルネタのまとめドキュメント」を作成しました。このドキュメントは、ただのアイディアリストではなくアイディアの質を高め、具体的な形にまとめ上げるためのガイドラインとして機能しました。

さらに、組織の戦略だけでは現場のエネルギーを十分に引き出すことは難しいと考え、「iOSDCのプロポーザルを出す人を増やそう委員会」を立ち上げました。この委員会は、エンジニの中心メンバーであるfreddi、matsuji、giginetの3名がリードし、エンジニアの意欲を引き出し組織全体としての提案活動を推進する役割を果たしました。またLINE Kyoto開発拠点では、田中が中心となってエンジニアに声かけやレビューを実施する役割を担いました。

2. 現場のイニシアティブ

現場からの動きを活性化するために発足した「iOSDCのプロポーザルを出す人を増やそう委員会」ここで注目したいのは、この委員会がどれだけ多くのエンジニアの心を掴んだかです。
委員会では主に以下の活動を実施しました。

エンジニアの声掛け

この取り組みは、エンジニアが持つ可能性を最大限に引き出すための初めの一歩でした。「出してみたいけど、どうすればいい?」「初めてだから不安すぎる」という疑問や不安を持つエンジニアに直接アプローチしました。プロポーザルを相談する専用のSlackチャンネルで、アイディア出しの方法やプロポーザルの書き方を共有。また、1on1での相談時間も設け、エンジニアの独自の視点や考えを引き出すサポートを行いました。

プロポーザルのネタ相談・レビュー

アイディアはあるけれど、それをどのようにプロポーザルに落とし込むか、そのステップは難易度が高いものです。そこで、経験豊富なエンジニアや過去に成功したプロポーザルを持つメンバーがレビューやアドバイスを提供する場所を設けました。これにより、エンジニアは自身のアイディアをより魅力的に、そして効果的に伝える方法を学ぶことができました。

士気を高める(雰囲気づくり)

これが最も重要だった要素です。提案することの楽しさ、意義を共有し、全員が前向きに取り組める雰囲気を作り出しました。プロポーザルを出すことの楽しさや意義を全員で共有するカルチャーを築くことが不可欠でした。定期的な声掛けや、提案を通じて得られる経験や学びについてのディスカッションなどを行い、提案活動をエンジニアの成長の一部として位置づけました。

これらの取り組みを通じて、エンジニアたちは自らのアイディアや技術を積極的にプロポーザルに落とし込むことができるようになりました。
結果、LINEからは合計23本のプロポーザルが提出され、そのうち11本が採択されました。iOSDCのセッション数の7分の1がLINEのエンジニアによって占められるという、前代未聞の成果を手にしました。

そして、発表者が決まった後も、その士気の高まりは続き、資料のレビューや発表練習など、一丸となってiOSDCに挑む姿勢が見られました。

この施策の成功の背景には、組織全体の強い意志と、現場のエネルギー、そしてそれをサポートするシステムがありました。「仕組みづくりはもちろん大事です。しかしそれ以上にムードを作って士気を高めていくことが大事」なんです。特に委員会の存在がエンジニアたちに「誰かに頼れる、安心できる」環境を提供し、それが大きな成功に繋がったと感じています。

そして最も重要なのは、常に「一緒に挑戦する」ことの大切さを忘れないこと。今後もこの経験を活かし、より多くの舞台でLINEのエンジニアが輝くことを期待しています。

LINEから提出された23本のプロポーザル

40分枠

20分枠 

LT

ポスター

パンフレット