iOS 14およびmacOS Big Sur以降ではApple製のファイル圧縮・展開のフレームワークであるApple Archive Frameworkが利用できます。データのエクスポート機能やシェア機能などで、複数のファイルを一つにまとめて送信したいときに便利です。サードパーティ製のアーカイブフレームワークなどを導入しなくても、一通りの機能が揃っています。ただApple Archive Frameworkはドキュメントが最低限しか書かれておらず、ドキュメントに掲載のサンプルコードをそのまま写せば使えるのですが、パラメータの意味などを理解せずに使うことはよくありません。本稿ではApple Archive Frameworkの使い方とドキュメントに載っていないパラメータの意味などを実際のコードを用いて解説します。