身の回りにはさまざまな形式のデータが存在し、読みとるためのAPIが提供されています。
例えば、AVFoundationを使えば、QRコードを読みとれます。CoreNFCであれば、iPhoneでNFCタグとデータをやり取りできます。
データ形式がJSONなら、Codableを使って簡単に変換できます。
しかし、APIが用意されないデータの読み取りは自分で実装する必要があります。
データ形式や通信方式は特定の機関が標準化しており、電子証明書に利用されるASN.1はその一例です。
標準化されているからといって、標準のAPIが提供されるとは限りません。
このトークでは、まず馴染みあるデータの読みとり方を整理します。
次に、ASN.1を例に、Parserの基本原理、仕様の調べ方を解説し、実際に実装してみます。
標準仕様の読み解き方とその実装方法を知ることで、処理できるデータの幅を広げましょう。