Toilを除去して開発者体験を向上させていく by raz

iOSDC Japan 2022
レギュラートーク(40分)

Toilを除去して開発者体験を向上させていく

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iOSアプリの配布や、リリース作業のように、
「手作業で繰り返し、自動化が可能で、長期的な価値がない、サービスの成長に比例して増加する」作業は、SREの原則の中でToil(トイル)と呼ばれています。
Toilは、機能開発に集中していたりすると、中々手が回らなかったり、作業への慣れや習慣化によって改善が行われにくくなります。

Toilに対して、よく考えずに自動化を行ってしまうと、システムが複雑化していくことで、その自動化を行った人しか理解できずに属人化が起こります。
そのため、日頃から作業が持つ本質的な価値にフォーカスして整理し、シンプルかつ誰でもメンテナンスできるようにしておくことが大切です。

このトークでは、チームの開発者体験を向上させるために、実際に観測したToilを例に、どのようにカイゼンの試行錯誤を行っていけばよいか、また具体的にどんなカイゼンしたのかをお話しします。