WWDCの動画で紹介されているSiri Shortcutsのサンプル、Soup ChefのようにSiriと対話してアプリを操作する機能を作りたい―――
ところが担当しているアプリで「入れるならここしかない!」という機能、想定される入力パターンがとても多く対話設計が困難だった。
Studyplusの勉強記録入力機能にて、Siriとの音声対話により全てのパラメータ入力を受け付ける想定を捨て、利用頻度が多い見込みパターンに絞り込んだSiri ShortcutsのカスタムIntentを実装してリリースしました。
AppleがWWDCで推奨していた望ましい対話設計を途中で諦めて実装を進めたものの、リリースした機能は少なくない一定数のユーザーへ定着しています。
このトークでは、Studyplusの勉強記録入力機能での設計や実装を例としてあげつつ、ここさえ抑えておけばSiri ShortcutsのIntentsを用いたサポートを形にできると考える要点をお話します。
1人でも多くのiOSユーザーが日頃利用するアプリをより快適に操作できるよう、Siri Shortcutsのサポートを行うアプリが少しでも増えるきっかけになれば嬉しいです。