いま振り返るAuto Layoutがもたらした知見 by ばんじゅん🍓

iOSDC Japan 2020
レギュラートーク(20分)

いま振り返るAuto Layoutがもたらした知見

banjun ばんじゅん🍓 banjun
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Auto Layoutが最初に導入されたころ、既存のレイアウトをAuto Layoutで表現するのは難しいと感じたかもしれません。今では私たちはAuto Layoutの特性を自分なりに理解し、Auto LayoutとManual Layoutの使い分けや、Stack Viewなどのよりシンプルなソリューションを併用してアプリのレイアウトを自在に組むことができます。

2019年のSwiftUIはAuto Layoutとは異なるパラダイムを提供しますが、UIKit/AppKitの置き換えを目的としたものではなく共存を目指していました。2020年になりiOS/macOSアプリはUIKit/AppKitをimportせずに開発できるようになります。未来がSwiftUIにあるという前提においてAuto Layoutの役割はどうなっていくのでしょうか。

プログラミングにおいて過去の全ての知識が急に不要になることは稀です。これまでAuto Layoutがもたらした知見を振り返り、次の世代の開発に活かしていきましょう。UIが宣言的であるとはどういうことか、動的な性質を静的に記述するメリット、制約の局所的な記述と大域的な記述を相互に入れ替えることで見えてくるもの、Auto Layoutが不得意としていた領域をおさらいします。

きっとまだAuto Layoutの必要性が失なわれることはありませんが、振り返りをするには良いタイミングとなるでしょう。