組織構造の力学を操作して、アプリ開発プロセスを最大化させる by Masato Ishigaki

iOSDC Japan 2020
採択
2020/09/21 13:20〜
Track C
レギュラートーク(20分)

組織構造の力学を操作して、アプリ開発プロセスを最大化させる

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アプリ開発における組織力学の話をします。

iOSアプリを構築する過程で、バックエンドAPIとの連携、デザインとの連携など様々なレイヤーとの相互作用が発生します。
そこには必ず人やチームが存在するため、必然的に「組織構造をどうするか」「どういう開発の流れを作っていくか」という組織構造の設計や、その中を流れる開発プロセスを同時に思考していく必要があります
アジャイル型の開発だとしても、各レイヤーの構築スピードが異なるため、結合のタイミングやMVPリリースのタイミングを計ったり、各レイヤー同士がどこまでレビューに介入するべきかなどを設計しないと、生産性のバランス崩れや意思決定の遅延、開発リードタイムにも大幅な影響を与えてしまいます。

ここを解決するためには、個々が対応するのではなく大規模な組織開発になればなるほど、根本的な組織構造から生まれる力学(バリューストリーム)を丁寧に作り上げる必要があります。
今回は、iOSアプリを開発する中で見えてきた、生産性のバランス可視化や意思決定プロセスの構築、開発体制の整備などあらゆる課題を解決するために行った取り組みについて事例を交えながらお話できればと思います。