縦書きエディタを6プラットフォームで開発してみて by 六々

iOSDC Japan 2019
採択
2019/09/06 10:50〜
Track E
技術パッション共有トーク(60分)

縦書きエディタを6プラットフォームで開発してみて

496_ 六々 496_

Windows / macOS / Ubuntu / iOS / Android / UWP向けに縦書きのできるテキストエディタを趣味で開発しています。
小説や脚本などでいまだに根強い需要のある縦書きのテキスト入力を6プラットフォームに提供する唯一のプロダクトを目指しています。
(Windows / macOS / Ubuntu / Androidでリリース済み、iOS版リリース予定、UWP版プロトタイプ完成済み)

このプロダクトでは全プラットフォームで同じ描画結果を手に入れるためにテキスト描画エンジンから自前で作っています。
トークでは文字とコンピュータの関係、縦書きという特殊な書字方式とその裏側の実装、テキストエディタや組版、iOSやAndroidに限らないクロスプラットフォームなアプリ開発について話します。

内容

  • テキストを表示するために必要な文字コードとフォントの知識
  • コア機能をC++で作る理由
  • デスクトップアプリとモバイルアプリを開発するための環境
  • デスクトップアプリのテキスト入力とモバイルアプリのテキスト入力
  • プラットフォームで千差万別なIMEという特異点
  • iOS / Androidの標準TextViewのUIとその縦書きでの再実装