BLEでiOS/Android間でそこそこ大きなサイズのデータ通信を実現する (L2CAPもあるよ) by 日向強

iOSDC Japan 2019
採択
2019/09/06 14:20〜
Track B
レギュラートーク(30分)

BLEでiOS/Android間でそこそこ大きなサイズのデータ通信を実現する (L2CAPもあるよ)

coffeegyunyu 日向強 coffeegyunyu

みなさん、iOSやAndroidなど、端末同士のデータ交換にはどのような方法を使っていますか?
ログインや登録を必要としない、パケット代もかからない、モバイルデバイスで広く採用されている、OSを問わない、
そんな理由でBluetoothを採用しようとした人は結構いらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、いざ採用したとしても、一度に少量しかデータを送れない、機種によって安定しない、データを正しく受け取れない…
そんな経験から、BLEの採用を見送った方も多いのではないのでしょうか。

そんなBLEですが、
iOS、Androidの各OSで内部的に行われている処理を読み解くと、
データを送るための処理を最適化するための道筋が見えてきます。

このトークでは、BLEの処理に対して各OSで何が行われているのか?何ができるのか?
その上で最適なデータ通信を行うためには何をすればいいのか?を語りたいと思います。

また、iOS11より、通常のBLE通信とはまた違った選択肢「L2CAP」でのデータ通信が行えるようになりました。
こちらの方式はほぼ公式ドキュメントが存在しない状況ですが、Android Qにも採用される予定の技術であり、
そちらも合わせて語りたいと思います。