iOSDC Japan 2019
レギュラートーク(30分)

雰囲気でやっていくRxSwift

hironytic ひろん hironytic
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全て熟知する必要はありません。雰囲気さえ掴めば自
然とRxSwiftが使えるようになります。本トークでは、
わたしが普段思い描いているRxSwiftの動作イメージを
かんたんなポンチ絵とともにゆるく共有します。それ
らは正確性よりもイメージを優先したものですが、み
なさんの理解をきっと助けます。さあ雰囲気でやって
いきましょう!

RxSwiftというオープンソースライブラリがあります。UIとデータのバインディング機構を持たないiOSプログラミングにおいて、MVVMアーキテクチャーを実現するためによく使われているライブラリであり、今さら?と思う人がいるくらいには普及してきたと言っていいでしょう。
しかし、手続き型プログラミングに慣れた人にとってRxSwiftのリアクティブプログラミングの考え方は取っ付きづらいこともあります。その原因は、何がどう動いているのかを想像しづらい点にあると思います。
RxSwiftの人気が出始めたSwiftがまだ2〜3の頃、データの流れるストリームを川に例える話をよく見かけました。私も当初はそのようなイメージで触り始めましたが、それでは引っかかる点もあり、現在は全く違ったイメージを持っています。
本トークではRxSwiftの初心者を対象に、私の持つRxSwiftの動作イメージを紹介します。「オブザーバーパターン」や「関数型プログラミング」といったキーワードは登場しません。プログラムの動作の雰囲気をゆる〜く解説します。