「API通信のデータをJSONで受け取ってEntityに変換する」、みなさんもそういったご経験はあるかと思います。
Swift4でCodableが登場してから、このようなJSONデータをより簡単に変換できるようになりました。
一方で、例えばEntityにユーザーIDや写真IDといった一意に識別する値を単純なInt型やString型で定義してしまうと、引数にユーザーIDを渡すべき関数で誤って同じ型である写真IDを渡してしまう恐れがあります。
ドメイン駆動設計(DDD)における値オブジェクト(Value Object)という戦術的設計を導入し、それぞれ異なる型として定義することで誤った代入を防ぐことができます。
しかしながら、Codableと値オブジェクトの相性は悪く、対応するには工夫が必要となります。
このトークでは、簡単なJSONデータを用いて値オブジェクトを含むEntityへのCodable対応についてお話します。
■アジェンダ
・単純な型を利用した場合のCodable対応
・単純な型を利用した場合の課題
・値オブジェクトとは?
・値オブジェクトとCodableの課題
・値オブジェクトへのCodable対応方法