SOLID原則は、オブジェクト指向プログラミングにおける基本的な5つの原則です。
S - 単一責任の原則 (Single Responsibility Principle)
O - 開放/閉鎖原則 (Open/Closed Principle)
L - リスコフの置換原則 (Liskov Substitution Principle)
I - インタフェース分離の原則 (Interface Segregation Principle)
D - 依存関係逆転の原則 (Dependency Inversion Principle)
コーディングにおいて、言語化できない不吉なにおい(Code Smell)を感じたときには、これらの原則に照らし合わせることで設計の間違いを言語化し、修正の手がかりを掴むことができます。
SOLID原則はもちろん、ソフトウェア設計のための原則です。
しかしオブジェクト指向は「複雑な問題領域を分割統治する」コンセプトであり一般性を見いだせます。原則が転用できるのは、コードの中のみではないはず。
このLTでは、コーディングにまつわらない日常生活のものごとをいくつか例に挙げ、SOLID原則の視点で解釈してみます。
ドキュメンテーションから部屋掃除に至るまで、SOLID原則を適用すると、どのような「におい」をあぶり出し、改善することができるのでしょうか?
そうやってSOLID原則に慣れ親しんでみれば、コーディングでのSOLID原則の熟達にも役立つことでしょう。
30分枠でも同タイトルのプロポーザルを提出していますが、LT枠としては「こんなふうに共通の課題を見いだせる!」というアハ体験の楽しさを重視したいと思います。