本セッションでは、@hono/zod-openapi を活用して、API Gateway と複数の API をひとつのスキーマ定義から一元管理する実践的な方法を紹介します。
私たちのサービスでは、Web アプリからのリクエストをすべて API Gateway に集約し、そこから背後の複数の API へと振り分けています。この「1対多」の構成をとりながらも、スキーマはひとつのパッケージにまとめられており、@hono/zod-openapi のコンフィグから Web→Gateway、Gateway→API の両方向に対してスキーマを生成しています。
これにより、リクエストのバリデーションやモック生成を含めて一貫性を保ちながら開発を進めることが可能になりました。また、BFF 的な構成やプロキシ的な利用にも応用でき、API 管理の工数削減と柔軟性を両立しています。
本LTでは、この仕組みの設計と運用の実例を通して、Hono でのスキーマ一元管理のメリットを共有します。