講談社「現代ビジネス」では、全ページをHonoによるMPA (Multi-Page Application) で提供しています。本セッションでは、大規模メディアでのHono実運用の設計指針、Next.jsからの移行理由とプロセス、そこで直面した課題や解決の工夫を紹介します。
特に hono/jsx
および hono/jsx/dom
(Client Components) を利用して必要な箇所のみクライアントで動的に動作させるHydrationを取り上げます。いわゆるIsland Architectureを採用しており、Honoでの実例は珍しいのではないでしょうか。またなぜこれを採用したか、React / Preactなど他のライブラリと比較して説明します。
さらに、Next.js App Routerからの移行について、RSC (React Server Components) など特徴的な機能をどう移行したか、Reactで書かれたcomponentをHono JSXの互換性を活かして再利用する方法も紹介します。
またNextのようなファイルベースでのルーティングの実装、JS/CSSアセットのビルドと配信、Viteの採用可否など、フレームワークをプロダクトに合わせて構築していく実践知を共有します。
Honoの利用やNext.jsからの移行を検討する方へ参考になる情報をお届けします。