React でパフォーマンス最適化のために React.memo を使うことがありますが、ちゃんと使うことは意外とトリッキーです。
たとえ React.memo でメモ化しても、props がオブジェクトや関数だと参照が毎回変わるため、再レンダリングが発生してしまいます。その場合は props も useMemo や useCallback を使ってメモ化しないといけません。
何か思いませんか?はい、めんどくさいし冗長です。
この課題を解決するために React チームは2021年に React Forget を発表しました。コンパイル時に依存関係を解析し、自動でメモ化を挿入してくれる仕組みです。そしてその実装である React Compiler は2025 年に RC版として公開されました。
その React Compiler の仕組みや導入方法を紹介したいと思います!