フロントエンド開発におけるコンポーネントの共通化や分割は、保守性や拡張性の観点で重要です。しかし、過度な共通化や粒度の細かすぎる分割は、可読性や変更容易性を損ない、開発効率を下げてしまいます。
本トークでは、機能的凝集という観点から、コンポーネント設計について実践的に紹介します。特に、UI設計(Figma)やAPIスキーマを起点に、論理的凝集された構造を機能的凝集へと見直していくプロセスにフォーカスして解説します。
登壇者のチームでは、複数ロール・多機能を持つシステムにおいて、コンポーネント群をどのように意味のある単位へ構造化するかについて議論・検証しました。その結果、可読性や変更容易性を担保するコードを維持し、チームベロシティを高く安定させました。
コンポーネントの設計判断をワークショップのように体験いただき、プロジェクトごとの制約に応じた設計意思決定の一助となれば幸いです。