Biome は JavaScript, TypeScript, CSS などの Format や Lint を行うツールチェインで、設定のシンプルさや高速であることから支持が広がっています。
これまで利用者がルールを追加することはできませんでしたが、v2 からは GritQL によるプラグイン定義が可能になり、独自ルールを定義できるようになりました。
しかし、ESLint プラグインが JavaScript で柔軟な記述ができることに対して、Biome がベースとする GritQL は宣言的なクエリを記述するため、表現力には違いがあります。
今回のプラグインサポートによって、ESLint エコシステムにあるライブラリやプロジェクト独自のルールはどこまで Biome に移植可能になるのか、具体例を交えて紐解いていきます。