チーム開発では生産性向上やリスク抑制などのために、実装方法の取り決めをすると思います。
取り決めを機能させるためには、必要な時に取り決めを認識できなければなりませんが、
これは人の知識や事前インプットの度合いに依存するため、どうしてもバラツキが出てしまいます。
静的解析はこの問題を解決する手段であり、取り決めの認識を人に依存しない形で実現できます。
また、機械的な検知を前提とすると、チームへのインプットの方法が変わり、共有できる知識の量が変わります。
このセッションでは、まずチーム開発における共通の知識の重要性を説明し、
続いてDartの静的解析ツールを活用した共通知識を育てる方法を説明します。
以下のコンテンツを含む予定です。
なお、この説明で「取り決め」と呼んでいるものは、プログラムの責務の分離、状態の変更経路の制限、
イベント通知とイベント購読、依存の注入方法、といった「どう実装するか」を指しています。
チーム開発をより良くしていきたい人。