2023 年現在の Flutter アプリ開発において、「状態管理パッケージを使わない」 という選択肢は無いと言っても過言ではないでしょう。
GetX や BLoC, Riverpod と多くの選択肢がある状態管理パッケージですが、特に日本においては Riverpod が採用されるケースがほとんどだと思います。
しかし考えてみると、なぜすべてのアプリに必要な「状態管理」の仕組みに対して我々はサードパーティのパッケージをインストールする必要があるのでしょうか。どのアプリでも必要なのであれば、 Flutter 自体に標準で用意されていても良さそうに思えます。
このセッションでは、その「Flutter 自体に標準で用意されて」いる InheritedWidget や Provider などの「古い」状態管理手法を利用することの問題点と、それを解決する Riverpod のアプローチについて議論することで、状態管理パッケージの選定の際に確かな根拠を持って「このアプリには Riverpod が必要です」と言える状態を目指します。