FlutterはモバイルからWeb、デスクトップまで幅広いアプリケーションを一度に開発でき、解決できるビジネス上の問題の幅を大きく広げました。
一方で、実世界ではアプリケーションのみで解決できる問題は少なく、ハードウェアを必要とするものもあります。
Raspberry Piを筆頭としてシングルボードコンピューターが普及し、OSが無いなどの組み込みソフトウェアに特有の事情を理解しなくてもハードウェアのプロトタイピングが可能な環境が一般にも普及してきました。また、シングルボードコンピューターの安価さを活かし、シングルボードコンピューターを組み込んだ製品の開発も可能になりました。
今セッションではシングルボードコンピューターの一つとしてRaspberry Pi 4 Model Bを使用して、FlutterアプリケーションからGPIO(General-purpose input/output)ポートを制御して種々のハードウェアを制御する方法を説明します。
・Flutterとシングルボードコンピューター(Raspberry Pi)
・GPIOとは
・DartでGPIOポートを制御する(Lチカする)
・DartでI2C機器を制御する
・作例:二酸化炭素が一定値を上回ったら換気する
・Linux以外のOSでのGPIOの制御(もし調査ができれば…)