WICGで提案されているSoft Navigationsは、SPAにおけるpushState()等による履歴遷移を、ナビゲーションとして検出・測定可能にする仕様です。従来のNavigation TimingやWeb Vitalsでは対象外だった同一ドキュメント内の遷移にも、LCPやCLSといった指標を適用できるようになります。このLTでは、ユーザ操作やDOM変化などに基づく検出条件、現在の実装状況、そしてWebパフォーマンスの観測設計に与える影響について紹介します。