EMの経験を「武器」に変える:専門領域外でのマネジメントから見つける普遍的なマネジメントの型と再利用 by イシイモトヒロ

Engineering Management Conference Japan 2026
セッション(20分)

EMの経験を「武器」に変える:専門領域外でのマネジメントから見つける普遍的なマネジメントの型と再利用

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📍概要
成長期、過渡期の組織において、EMが採用、技術広報といった専門領域外の業務まで幅広く兼任する状況はよくある話なのではないかと考えます。(あるあるー!)

私自身、ものづくりを主務とするチームのEMをしながら、バックオフィス、社内イベント運営、採用、広報といったEngineering Office機能を持つチームのマネージャーを現在進行系で担っています。向き合う業務も所属メンバーのバックグラウンドも様々である中で、この経験からこそ得られた知見や生存戦略があります。
担う業務の幅からEMは「なんでも屋さん」と表現されることもありますが、そこから得た経験をEMとしてのキャリアを異なる領域、もしくは次のステージに進める「武器」となるのではないかという切り口で紹介したいです。
例えば、業務幅が広く属人化していたEngineering Office機能に対し、「ものづくりにおけるプロセスとゴール設定の明確化」の型を持ち込みました。具体的には、明確なゴールや判断軸の設置、透明性を高める取り組み、実験的なペアワークなどを行うことで、個人のプロフェッショナル性への依存を減らし、チームとしての価値を最大化する取り組みを行っています。

上記のような事例から得た気づきや失敗を交えながら、以下のようなテーマに沿ってお話します。

  • これまでの経験とは異なる分野、専門領域外であるチームにEMがマネージャーとして入り込んでいくにあたってのマインドセットや振る舞い
  • これまでのEMの経験から何を「武器≒マネジメントの型」とし抽象化、再利用をすることができたか
  • その型がもたらした効果/効能

🍕聞いていただいた方へのテイクアウェイ
組織拡大、状況の変化量が大きい過渡期のEMに起きうるリアルな事象を指し、EMの経験を生かした普遍的なマネジメントスキルとして言語化し、再現性を持って立ち向かえる気付き、知見をお持ち帰りいただきたいです。

🎯想定聴衆
・EM/VPoE/CTO: 成長期組織において、採用、広報、組織運営といった専門領域外の業務を兼任しており、業務の幅をキャリアの資産として体系化したいリーダー層
・技術広報およびEngineering Office担当: エンジニアリング組織内のバックオフィス業務や広報を担当しており、EM視点のプロセス改善や他社の事例を知りたい方