hideoku
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この4年間、私は EM として3つの異なる役割を経験してきました。
○役割1:立ち上げプロダクトのプレイングマネージャー
初期メンバーでもあり、技術もドメインもチームの状況も把握し、自ら手を動かしながら意思決定も担う、最も“直接的”な関わり方でした。
○役割2:転職後に始まった、技術もドメインもわからない状態でのマネジメント専任
自分でプロダクトをリードできず、間接的な働きかけへとシフトせざるを得ない時期でした。
技術力からコミュニケーションやマネジメントへと拠り所が移る一方で、その変化に無自覚のまま戸惑い悩むことも多くありました。
○役割3:VPoE として、開発組織全体を対象にした組織開発に取り組む現在の立場
プロダクトチーム外から関与し、より間接的な働きかけが中心となる役割です。一部チームの EM も兼務しています。
これら3つの役割の変化にともない、私自身のアイデンティティとマネジメント観も大きく変わっていきました。
特に、「直接的な行動(主導・管理)」から、「間接的な示唆・促進(コーチング、ナッジング)」への移行は、自分のあり方を形づくる大きな転換点でした。
関与が間接的になるほど、開発チームの自走力や自律性は高まり、自分なりに手応えを感じられる変化が生まれました。
本トークでは、この変容を振り返りながら、役割の変化が行動や価値観にどう影響したのか、「直接から間接へ」のシフトがどのように生まれ、組織にどんな“触媒効果”をもたらしたのかを共有します。
対象聴衆
得られるもの