現場を離れたCTOが手を動かし再発見した「マネジメントの原点」〜ハンズオンと組織視点を行き来した1年の物語〜 by 赤沼 寛明

Engineering Management Conference Japan 2026
セッション(40分)

現場を離れたCTOが手を動かし再発見した「マネジメントの原点」〜ハンズオンと組織視点を行き来した1年の物語〜

akanuma 赤沼 寛明 akanuma
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現在私は、UPSIDERの「支払い.com」事業部で、事業とプロダクト開発・運用の両面に関わりながら、CTO/EMとして活動しています。
マネジメントを担う立場でありながら実際に手を動かす“ハンズオンCTO”として過ごしたこの1年は、「マネジメントの原点とは何か」を改めて考える期間でした。

以前は10年間、取締役CTOとして組織・人・事業のマネジメントに注力していました。
経営判断や採用・評価に時間を割く一方で、現場感覚が薄れ、“自分がバリューを出せていないのでは”という違和感を抱えていました。

再び現場に戻ったことで、マネジメントの視点は大きく変化しました。
少人数でも高速に動くチーム体制、プロダクトマネジメント・技術・経営の橋渡し、そして「手を動かすこと」が意思決定やチームの信頼に与える影響を実感しています。

本セッションでは、

  • 経営と現場を行き来して見つけた“マネジメントの原点”
  • 少人数・高速開発を支える組織構造と意思決定の工夫
  • 現場に関わることがチーム関係性を変えた実例

これらの実体験と学びを通して、マネジメントの役割を改めて問い直します。

スピーカー略歴

エムスリー、Nubee Tokyoを経て2015年ユニファに参画。取締役CTOとしてチームを率い複数プロダクトを立ち上げ。2025年4月よりUPSIDER「支払い.com」事業部CTO。

Learning Outcome(対象の聴衆と得られるもの)

  • 対象の聴衆
    • CTO/VPoE/EMとして、組織拡大期・変革期にある技術部門を率いている方
    • 少人数体制・スタートアップフェーズにおいて、マネジメント/開発/運用を兼務している方
    • 現場から離れたマネジメント経験者で、再び開発・プロダクトに関わる意義を探している方
  • 得られるもの
    1. 経営マネジメントに専念していたCTOが再び現場に戻った際に直面した“ギャップ”とそれを乗り越えるステップのリアルな知見
    2. 手を動かしながらマネジメントを行うことで生まれた「チームの信頼」「技術/開発速度」「意思決定の質」の変化と、その実践から得た仕組み
    3. ハンズオンと組織視点の間を行き来できるマネジメント体制の設計ヒント(特に少人数・高速開発を前提とした体制)