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2025年初のカウシェ Mobile チームは、OSごとに専任エンジニアが開発を担当する体制であり、1人のエンジニアが iOS と Android の両OSを担当するケースはほとんどありませんでした。しかし、AI を前提とした開発組織に大きくシフトし、現在では施策開発の 70%以上を 1人のエンジニアが両OS開発するようになっており、両OS開発が当たり前の状態になっています。
両OS開発が一般化したことで、開発時のコミュニケーションコストの抑制や、認識齟齬や仕様差異による不具合も減少。マルチロール化によって柔軟なアサインが可能になり、チーム構成の最適化やエンジニアの活躍範囲拡大にもつながっています。
その土台となっているAI活用および浸透、また1人のエンジニアが両OS開発を当たり前に行うようになるために、組織にどんな変化を起こしたかをお話いたします。
さらに、1人あたりの開発生産量を向上するために、モノレポ化、AIによるコードコンバート、RemoteConfig を活用した Feature Flag 運用、Trunk Based Development への移行、PRサイズの最適化、優先レビュー文化の定着など、プロセス面の改善も並行して進めました。その結果、1人あたりの1日平均PR数は 1.5件 → 3件超と、開発効率は 1年で約2倍に向上しています。
本セッションでは、AI活用を軸に、複数ロールでの活躍(両OS開発)・開発スタイルの変化・文化醸成をどのように実現したか、具体的に紹介します。