目標と実行の『ねじれ』を解きほぐす: 2つの実例から学ぶ〈目標管理〉と〈タスク管理〉の統合術 by tsuyoyo

Engineering Management Conference Japan 2026
セッション(40分)

目標と実行の『ねじれ』を解きほぐす: 2つの実例から学ぶ〈目標管理〉と〈タスク管理〉の統合術

tsuyogoro tsuyoyo tsuyogoro
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組織の成長に伴い、チームメンバーが (時にはEM自身も...!!)「なんのためにこのタスクをやっているのか?」という目的を見失いがちになる問題は、Engineering Managerにとって避けて通れない課題です。OKRのような目標管理フレームワークがあっても、目標を考えるマネジメント側と、それを実行するメンバー側の間に"ねじれ"が生じ、結果として目標は未達に終わるケースが多々あります。私 (発表者) 自身、この課題に両側から向き合い、目標管理とタスク管理をシームレスに連携させる実践的なアプローチを模索してきました。

本トークでは、そのアプローチのアイデアと、実践から得られた成功事例と失敗事例の2つのケーススタディを詳細に共有します。全社開発基盤チームにおける目標設定(OKR)とNotionを活用した階層的なタスク可視化による成功例、および、グローバルサービス統合時の目標・タスク管理システムの情報の分断と複雑化による失敗例を取り上げます。

これらの実例を通して、目標管理とタスク管理を連携させるアイデア、ブレイクダウンの粒度やAI活用、異なる組織を跨ぐ管理など、目標と実行のギャップを少しでも緩和するための具体的な実践的Tipsを皆さんに共有します。

[Target Audiences]

  • 目標管理の実行性に課題を感じている Engineering Manager (EM) や Tech Lead (TL)
  • 目標管理フレームワークの現場運用に苦戦している方
  • 複数チームやグローバルでの目標統合・管理に直面している方

[Audiencesが得られるもの]

  • 目標から実行タスクまでを、一貫して「なぜ?」を答えられるようにブレイクダウンし、管理するための具体的な設計思想。
  • およびその設計思想を現場に実装する方法の一例(本セッションではNotionの具体的な活用について触れます)。
  • 目標管理システムの成功と失敗の具体的な事例を知ることで、自社の運用に活かせる教訓。