ミヤギ
KizuMiyagi
「1ヶ月先の未来が見えない」
事業方針の見直し、突然の組織変更…目まぐるしく状況が変わる中で、苦労して設定したはずの目標が、まるで昨日まで使っていた地図が白紙に戻るかのように、突如として意味をなさなくなる。
そんな経験をしたことはないでしょうか。
私も EM になって何度か経験しています。
その度に、メンバーからは「自己評価に何を書けばいいかわかりません」「この目標、今後どうしましょう?」といった不安や戸惑いの声が上がります。
EM である私自身も、「これほど状況が変わる中で、従来の目標設定は本当に機能するのか?」という問いに直面しました。
本セッションでは、この「目標設定の機能不全」という状況から、私が導き出した一つの仮説を共有します。
それは、 「具体的な計画よりも方針」 というアプローチです。
状況によって「やること(具体的な計画)」は変わっても、メンバーのキャリアフェーズや役割として「求めること(育成の方針)」は変わりません。
不確実性の高い現代において、目標設定を「評価や計画管理のツール」から「変化の中でもブレない“方針”を確認し、個人の成長を支える対話のツール」へと再定義した実践知を、例え話も交えながらお話しします。