Scrum@Scaleを始めたチームにやってきた新EMとして2週間でエリアへの期待値と示すx2 by 田中悠大

Engineering Management Conference Japan 2026
セッション(20分)

Scrum@Scaleを始めたチームにやってきた新EMとして2週間でエリアへの期待値と示すx2

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概要
Scrum@Scaleのエリアをマネジメントすることになり、新設の2エリアに対して2週間でミッションと技術戦略を示した話をします。
2025年7月、SmartHRの労務プロダクト開発本部はScrum@Scaleを導入しました。
同月、私は新しいEMとして他部署から異動し、2つのエリアを任されることになりました。
新設なので前任者はいません。
かくして、SmartHR内で最大規模の開発組織で、何も知らない状態から各チーム、エリア、ドメインの目指す状態をキャッチアップし、早々にエリアとして立ち上げるための奮闘が始まりました。
ミッションを示すにあたっては、拾える情報をすべて拾いました

  • チームの自認するミッション
  • チームが抱える課題
  • PdMの考えるミッション
  • PdMの期待
  • PdMの開発計画
  • PdMとチームの間にあるギャップ
    意外とギャップが大きかったので、それを埋めて事業を成功させる方法を考え、ミッションを定めました。

戦略は、これらの情報をもとに文書化し、エリア内に広めていきました

Learning Outcome

  • 短期間で約15名のリーダーとして動き出すためのブートストラップの事例を知ることができます
  • 事業、プロダクト、コードを何も知らないから、それでも戦略を示して組織を前に進めるために必要な行動を知ることができます
  • 2つの性質のことなるエリアに合わせて、大きく異なるミッション設定やマネジメントをしたので、マネジメントの道具の使い分けの例を知ることができます