AIを導入するだけでは事業は伸びない ー AI活用を事業成果に変える組織変革のマネジメント by 河野 智則

Engineering Management Conference Japan 2026
セッション(20分)

AIを導入するだけでは事業は伸びない ー AI活用を事業成果に変える組織変革のマネジメント

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こんな経験はありませんか?

組織に一斉にAIツールを導入したものの利用率は低迷し、現場からは「また新しいツールか…」という声。業務時間は削減されても「で、何が変わったの?」という問いに答えられず、生産性指標は横ばいのまま。
便利なAIツールを配るだけでは組織は変わりません。私たちも同じ失敗を経験しました。

失敗を学びに変えて方針を大きく転換。
現在では1,500名の従業員の8割以上が毎日AIを活用し、開発組織では機能リリース数が1.5倍に増加、非開発組織では一人当たり売上が140%に向上するなど、明確なアウトカムが生まれました。

本セッションでは、プロダクト開発のメソッドと組織変革のアプローチを組み合わせ、“チームが実際に成果を出すために、EMが技術と組織の双方にどのように向き合ったか”を中心にお話しします。
AIツール導入という技術課題を、いかに組織変革の課題として捉え直し、EMとして何をマネジメントすべきだったのか。
ツール導入で終わらせることなく、組織全体に生成AI活用を浸透・定着し、成果に接続するための、具体的かつリアルな事例やポイントをお伝えします。

Learning Outcome

対象の聴衆

  • AI活用を推進しているが事業成果に繋がっていないと感じている方
  • 生産性向上と事業KPIの接続に課題を感じている方
  • 新たな施策を組織に定着させ、カルチャーを変える方法を知りたい方

得られるもの

  • AI/新技術導入を「組織変革」として捉える視点とフレームワーク
  • 「広く浅く」ではなく「狭く深く」成果を出す戦略の具体例
  • 組織の行動変容を促す実践手法
  • 効果測定とPDCAを組織に組み込む仕組みづくりのヒント