Engineering Management Conference Japan 2026
セッション(20分)

トヨタ式VSMでソフトウェア開発を最適化する

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概要

アジャイル開発の思想の源流には、トヨタ生産方式(TPS: Toyota Production System)があります。
私はトヨタ自動車の生産技術部門で工程設計やプロセス改善に携わった後、現在はエネルギー取引プラットフォームを開発するソフトウェア企業で、ICを経てEngineering Managerを務めています。

本セッションでは、TPSの中核である Value Stream Mapping(VSM)の概要を紹介した上で、ソフトウェア開発において要件定義からリリースまでの流れを可視化・分析した実践事例を紹介します。
VSMの導入によってどのような課題が浮き彫りになり、どのような変化と効果が生まれたのか。
実際のプロセスマップやチームメンバーからのフィードバック、改善後の成果を交えながら、再現性のあるアプローチとして共有します。

TPSの考え方をソフトウェア開発に応用することで、開発プロセスを継続的に最適化していくためのヒントをお伝えします。


Learning Outcome

対象聴衆

  • 開発プロセスの改善やチーム生産性向上に関心を持つ Engineering Manager / Tech Lead
  • アジャイルやDevOpsの文化を、より実践的かつ継続的に組織へ根付かせたい リーダー層
  • ソフトウェア開発のボトルネックを可視化し、改善の仕組みを自走させたい 開発責任者・プロジェクト推進者

得られるもの

  • トヨタ式VSMをソフトウェア開発に適用するための具体的な手順と実践ポイント
  • チームが自律的に改善を回すための「見える化」文化のつくり方
  • 現場にVSMを導入する際に直面する課題と、その乗り越え方のリアルな知見