内山 武尊
uchitake18
サイボウズでは毎年、パートナー企業や導入検討中の企業も来場する製品カンファレンス「Cybozu Days」を開催しています。私たちの開発チームは、このイベントを単なる締切ではなく、プロダクトの方向性を外部に示すための”節目”として位置づけるようになりました。2年前からは、この節目で何を見せるのが最も効果的かを起点に開発の方向性を定め、作りながら“どこまで仕上げるか”をその都度見直す開発方法に取り組んでいます。
担当している kintone は提供開始から10年以上が経ち、多くの企業で業務システムとして使われています。その分、互換性や性能、UX、既存ユーザーの期待、過去の判断の積み重ねなど、機能追加や改善のたびに考慮すべき要素が増え続けています。小さな変更であっても、「誰かの業務を壊さないか」「イベントで見せたい未来像と矛盾しないか」といった悩ましい問いがついて回ります。
本セッションでは、エンジニアリングマネージャーとして、そうした制約の中で製品の成長のために何を優先し、どういう判断を行なったのかをお話しします。
また、イベントを起点にPdM・開発・営業など多職種が同じ方向を向くまでにどんな衝突やすり合わせがあったのかを、実際のエピソードとともに紹介します。
対象となる聴衆
得られるもの