海と言語の壁を越えて『距離の近いチーム』をつくる - 3カ国にまたがる開発組織を、プロダクトを牽引するワンチームへ導いた2年間の軌跡 - by 秋山 日出海

Engineering Management Conference Japan 2026
セッション(40分)

海と言語の壁を越えて『距離の近いチーム』をつくる - 3カ国にまたがる開発組織を、プロダクトを牽引するワンチームへ導いた2年間の軌跡 -

秋山 日出海
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概要

プロダクトリリースから2年経ち、更なるビジネス成長を果たすため開発にも弾みをつけていきたいというフェーズのチームに開発責任者としてジョインし、その後の2年間を通じて製販一体の『距離の近いチーム』をつくりあげてきた実践知についてお話しします。
プロダクト開発チームは海外拠点におり、一生懸命やってはいるものの『遅れる開発、進まない改善』で国内のビジネスチームは不満を募らせていました。就任当初は物理的にも心理的にもチーム間の距離が遠いように感じられた状態からの出発でした。
本セッションは、このような状況から『製販一体のワンチーム』をつくり上げるために、2年間で実践してきたことの全貌を紹介するEMセッションです。
ビジネス・ディスカバリー・デリバリーが三位一体となっている状態を理想として、どうやって距離を近づけていくか。海外メンバーを全員日本に呼ぶことで物理的に近づける力技から、コミュニケーションパスを設計し直して精神的に距離を近づける小技など、大小様々な施策を実行しました。
どのように言語の壁を越えてダイレクトコミュニケーションの文化をつくったか?ディスカバリーとデリバリーの接続をどのように再構築したか?
『関係性』『プロセス』『採用』『技術』といったトピックを絡めて、組織をアジャイルな開発チームへと再構築した具体的な手法と、それによって何がどれだけ良くなったのかを、生々しい実験記録としてお話しします。

対象

  • リモート/ハイブリッド環境下で、チームの一体感欠如に悩むリーダー
  • 海外拠点を含むグローバルチームの連携と生産性向上に課題を持つエンジニアリングマネージャー
  • ディスカバリーとデリバリーそしてビジネスを繋ぎ、一体にしたいと思っている方

Learning Outcome

  • 『距離の近いチーム』の構築法: リモート・ハイブリッド環境下で心理的安全性を醸成し、ダイレクトコミュニケーションを促進する具体的なプラクティス。
  • グローバル・製販一体チームの実現: 時差や文化の壁を越え、ワンチームとして機能させるためのプロセスおよびイベント設計。
  • ディスカバリーとデリバリーの接続: 開発チームがビジネスの上流から関与し、ディスカバリーチームとともに価値あるプロダクトを届けられるなるための具体的な仕組み。