1人目EMとして入社した私がプロダクト組織のボトルネックになり、2人目EM採用を通じて乗り越えた話 by naopr

Engineering Management Conference Japan 2026
セッション(40分)

1人目EMとして入社した私がプロダクト組織のボトルネックになり、2人目EM採用を通じて乗り越えた話

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現職に1人目のEMとして入社してから2年が経ちました。
当時、エンジニアは10名ほどで、CTOと私の2人でEMの役割を分担していました。
しかし、エンジニアが20名を超え私のレポートラインが15名ほどになった頃から、
採用・育成・組織運営のすべてが中途半端になり、私自身がボトルネックとなってしまいました。

そこで2人目EMの採用を検討し始めたものの、いくつもの壁に直面しました。
たとえば次のような論点です。

  • 「内部登用にするか、外部採用にするか」
  • 「候補者が少ない中、どんな期待値で募集すべきか」
  • 「経営陣にどう必要性を説明すべきか」

加えて、私自身が1人目EMとして多岐にわたる業務を担っていたため、
どの業務を2人目EMに委譲し、どのように責任を分担すべきかという点にも大きく悩みました。

本セッションでは、
「1人目EMしかいない組織が、どうやって次のEMを迎え入れ、活躍できる体制を作るか」
をテーマに、実際に私が経験した検討・採用・業務設計・立ち上げまでの具体的なプロセスをお話しします。

アジェンダ(予定)

  • 1人目EMとして取り組んできたことと、見えてきた限界
  • 2人目EM採用の検討(内部登用/TL兼務/外部採用)
  • 経営とのすり合わせと期待値の明確化
  • 2人目EM候補者への魅力づけと採用プロセス設計
  • 入社後の業務分担・権限移譲の進め方
  • 2人目EMの参画による変化と学び

想定リスナー

  • 組織拡大に伴い、2人目以降のEM採用を検討しているCTO/VPoE/EM
  • 小規模プロダクト組織でEMとして入社・活躍を目指す方
  • 小規模プロダクト組織に属しており、将来的にEMを目指しているエンジニア

得られる学び

  • 2人目EMを採用する際に直面する典型的な課題と、その乗り越え方
  • EM人数の少ない組織における期待値設定とオンボーディング設計の実践例
  • マネジメントを特定個人に依存させず、権限を分散・委譲するための実践的アプローチ