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■ 本トークを楽しむための前書き
人間の長い歴史を遡っても、自然言語を用いたコミュニケーションの手段は人類だけが扱えるものでした。言葉を扱うこと、それ自体が人が個として生きるのではなく集団として生きることを体現する象徴とも言えるものでした。そして、言葉を扱うことは知能の証明であることは間違いありませんでした。
一人の数学者が人類に対して質問を投げかけました。
”Can machines think ? (機械は考えることができるか?)”
この質問は、1950年に英国の心理学会誌 MIND, vol. LIX, no. 236に掲載されたアラン M. チューリングのComputing Machinery and Intelligenceに記された一節です。これが公開されたのは世界初の電子式コンピュータ「ENIAC」が1946年に完成したわずか4年後のことです。コンピュータによる社会構造の変化はこの時点で示されていました。
ここで取り上げたいことは計算機科学の側面ではありません、これが心理学という側面である、ということです。人と同じように思考する機械との向き合い方は、”心の持ちよう”を考えることであると捉えることができます。
■ 本トークで話すこと
これまでの人間を中心としたエンジニアリングマネージャーの仕事を超えて、機械も人と同じように扱うことができるのではないか、AIの時代に善く人を導くこと、AIでさえもEMが導く対象であると考えることを話します。
■ 得られる学び
AIによって上司・同僚・部下、そして自らの職さえも置き換えられるとされる激動の時代に、人が生きることに寄り添ってAIと人のどちらもマネジメントができると確信できるきっかけを提供します。