Engineering Management Conference Japan 2026
セッション(20分)

組織課題をどうやって早期に認識して対応していくか

ike002jp 池松 恭平 ike002jp

組織課題は顕在化してから手を打つと、対応コストが大きくなることが多いと思います。

一方で「あれ、何か違和感あるな?」「課題な気もするけど何が課題なんだ?」と感じたあとに、それを認識して言語化して…というのが意外と難しいとも思っています。

例えば…

  • あのシーンでの発言や行動は、理論としては確かに正しいけど、バリューとかに対して違和感ある気もするな…
  • 最近プロダクトビジョンとか大きめの会話が減った?やや減った、くらいかもだけど、何となくこのままで良いんだっけ…
  • 明らかに課題はあると思うのだが、人の問題なのか?プロセスなのか?バリュー浸透なのか?何なんだろう?

言語化しがたい違和感に対してどう対応していくと良いか?

この問題にできるだけうまく対応するために、1年以上、「組織会」という仕組みを運営してきました。issue化してから持ち込む、ではなく、issue化を頑張る場として、マネジメントで週に1回集まり、ショートな会話をする会議体です。

その結果、課題のプロアクティブな検知、価値観のすり合わせ、実は自組織特有の良い文化の発見など、想定外の効能も生まれています。会の運営ノウハウや知見を共有します。またこの会以外の文化面の取り組み事例も触れます。

対象聴衆

  • 変化(人の入れ替わり、編成変更、方針変化)に伴う理想とのギャップに、早期対応していきたい組織のリーダー
  • MVVやバリューについて、日々の行動レベルでの揃い方に課題を感じている組織のリーダー

Learning Outcome

  • 組織課題を早期に捉え、適切な打ち手に繋げるための運営方法
  • 違和感を課題として扱うための観察ポイントと、マネジメント間で認識を揃える方法
  • 課題の早期検知だけでなく、文化維持・価値観の発見や浸透にも効くノウハウ