小式澤 篤
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私がマネジメントしている組織のメンバーは、8割以上が、日本に在住している日本語を母語としないエンジニアです。また、フィリピンのセブ島にあるグループ会社に在籍しているエンジニアとともに開発しています。彼らはいわゆるオフショアではなく、地理的な拠点が異なるだけで、日本国内のメンバーと差異なくプロダクトの強化に向き合っています。
このようなグローバルな開発組織を運営する場合、「どの言語でコミュニケーションするか」は避けて通れない組織設計上の決断となります。英語を共通言語とすべきか、日本語を維持すべきか、多言語環境を許容すべきか。その答えは単なるカルチャーだけではなく、事業戦略、採用市場、組織構造、プロダクト開発プロセスに密接に関わる「重大な意思決定」となります。このセッションでは、グローバルな組織にて私たちが実際に実施した「言語ポリシー」の判断を題材に、組織の文化の醸成、課題の変遷と意思決定プロセスを紹介します。
グローバルチームを率いる、エンジニアリングマネジャーをはじめとしたリーダー層
グローバルな開発組織における組織変革と改善 (Innovation) 、およびその過程の試行錯誤と学び (Reilience) を提供します。