石坂 達也
ishisak
未来から逆算するエンジニアリング戦略:組織とシステムを導くマネージャー思考
マネージャーになると、中長期戦略の立案・推進という新たな役割が生まれます。
とはいえ、目の前の課題や短期的な改善に向き合うことに慣れた状態から、いきなり遠い未来を見据えるのは簡単ではありません。「戦略って何?どこから考えれば?」と戸惑う方も多いはずです。
技術組織の意思決定を考えるうえでは、“未来”を視野に含めてみるという姿勢も有効ではないでしょうか。
2〜3年後の社会・技術・プロダクトの変化をある程度見立て、そのときに必要となるケーパビリティ(組織能力・技術基盤)を描いておく。そんな発想が、中長期戦略を考える際の土台になります。
優秀なPdMや事業責任者がいる組織では、機能ロードマップに迎合するだけでも一定は回ります。
それでもエンジニアリング側として攻め続けるためには、“未来から逆算する戦略思考” を持ち、組織とシステムがどうあるべきかを主体的に描く必要があります。
本セッションでは、
「未来を描く → 求められるチーム像を決める → 今のギャップを特定する → 有限資産を配分する」
という戦略思考の流れを、具体例とともにコンパクトに整理して紹介します。