エンジニアリング戦略としての意思決定:有限資産の配分から始めるマネージャー思考 by 石坂 達也

Engineering Management Conference Japan 2026
セッション(40分)

エンジニアリング戦略としての意思決定:有限資産の配分から始めるマネージャー思考

ishisak 石坂 達也 ishisak
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タイトル

未来から逆算するエンジニアリング戦略:組織とシステムを導くマネージャー思考

概要

マネージャーになると、中長期戦略の立案・推進という新たな役割が生まれます。
とはいえ、目の前の課題や短期的な改善に向き合うことに慣れた状態から、いきなり遠い未来を見据えるのは簡単ではありません。「戦略って何?どこから考えれば?」と戸惑う方も多いはずです。

技術組織の意思決定を考えるうえでは、“未来”を視野に含めてみるという姿勢も有効ではないでしょうか。
2〜3年後の社会・技術・プロダクトの変化をある程度見立て、そのときに必要となるケーパビリティ(組織能力・技術基盤)を描いておく。そんな発想が、中長期戦略を考える際の土台になります。

優秀なPdMや事業責任者がいる組織では、機能ロードマップに迎合するだけでも一定は回ります。
それでもエンジニアリング側として攻め続けるためには、“未来から逆算する戦略思考” を持ち、組織とシステムがどうあるべきかを主体的に描く必要があります。

本セッションでは、
「未来を描く → 求められるチーム像を決める → 今のギャップを特定する → 有限資産を配分する」
という戦略思考の流れを、具体例とともにコンパクトに整理して紹介します。

対象の聴衆

  • マネージャーとして中長期の視点を身につけたい方
  • 組織戦略・技術戦略に関心があるが、どこから考えるか分からない方
  • 目の前の開発に追われがちで、未来に対する意思決定の優先度が下がってしまっている方

その人たちが得られるもの

  • 開発ロードマップとは異なる「技術・組織側の戦略」とは何か
  • “未来から逆算する”ための思考フレームワーク
  • マネージャー自身とチームの“戦略思考”を育てる方法