不確実性に立ち向かう品質マネジメント by Makky(Michiya Maki)

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不確実性に立ち向かう品質マネジメント

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テーマ

不確実性に立ち向かう品質マネジメント

想定する参加者層(前提知識)

開発現場では、品質に関する判断に迷ったり、リスクを後追いで発見してしまう経験のあるエンジニアを想定しています。
職種としては、開発者・QAエンジニア・テックリード・マネージャーなど、チームでプロダクト開発に関わる方を幅広く対象としています。
品質マネジメントやリスクマネジメントの専門知識がなくても理解できる内容ですが、日々の開発プロセスに課題意識を持っている方ほど共感しやすいと思います。
特に「不確実な環境での意思決定」や「リスクとどう向き合うか」に興味のある方におすすめです。

トーク概要

私は全てのマネジメントの目的は"リスクを見つけ「なるべく早く」対処することが本質だと考えています。
このトークでは、リスクを「なるべく早く」見つけるために工夫しているノウハウを共有します。

変化の激しい開発環境では、不確実性に起因する判断ミスやリスクの見落としが、重大な品質問題へと発展することが多くないと思います。
本トークでは、私がエンジニアとして取り組んできた、そうしたリスクに向き合う考え方と実践について発表します。

過去には、曖昧な仕様や品質知識の不足により十分なテストが行えず、リリース遅延や品質低下を招いた経験があります。
現在、その経験を教訓に、リスクを「プロジェクトリスク」と「プロダクトリスク」に分類し、それぞれに応じた対応を開発プロセスに実施する取り組みを行ってきました。
具体的な例としては、リスクを見分けるのための会議体を設け、開発チームと早期に情報を共有し、設計段階から品質に向き合えるプロセスを整備しました。
これにより、仕様検討段階での認識のずれや改善事項を前倒しで発見・対処する等、リスクの顕在化を未然に防ぐ効果があった。
不確実性が高まるなかで、品質に向き合うためのマインドセットと品質マネジメントの両面から対応した実践的アプローチを紹介します。

皆様にとって、現場で再現可能な品質マネジメントのヒントを提供できれば幸いです。

本トークは、昨年YAPC函館や本年開催のSQiP2025に関連する内容です。
YAPC函館)https://fortee.jp/yapc-hakodate-2024/proposal/da4c92fe-0a90-4fd1-9eec-946ce046c1e2
SQiP2025)https://www.juse.jp/sqip/symposium/detail/day2/#b3-2