AIエージェントに『人間らしさ』を教える苦闘記 〜エンジニア採用スカウトで妥協しない品質追求の試行錯誤〜 by yokishava

BuriKaigi 2026
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AIエージェントに『人間らしさ』を教える苦闘記 〜エンジニア採用スカウトで妥協しない品質追求の試行錯誤〜

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エンジニア採用のスカウトメッセージで「ちゃんとレジュメを読んでくれた」と感じてもらえる文章をAIに生成させようとしたら、想像以上に大変でした。プロンプトエンジニアリング、RAG、ファインチューニング...次々と手法を試しても期待する品質に届かない。本セッションでは、AIの専門家ではないエンジニアが、特定ユースケースで「妥協しない品質」を実現するまでの泥臭い試行錯誤と、そこから得た知見を共有します。

これまでエンジニア採用で何百、何千のスカウト文章を書いてきて思いました。エンジニア採用の成功率を上げるには、候補者一人ひとりに向き合った「人間味のある」スカウトが大切です。でも、これをAIで自動化しようとしたら...予想以上の苦労が待っていました。

本セッションで話すこと:

  1. プロンプトエンジニアリングの限界

    • プロンプト改善で見えた「できること」と「できないこと」
    • 具体例:なぜAIは「〇〇の経験を活かして」という抽象的な表現に逃げるのか
  2. RAGで過去資産を活用...したかった

    • 過去のよくできたスカウト文章をRAGで学習させた結果
    • 文脈理解の落とし穴:なぜ的外れな引用をしてしまうのか
  3. 品質を妥協しないための工夫

    • 評価基準の明確化:「人間らしさ」を数値化する試み
    • ハイブリッドアプローチ:AIと人間の協調による品質担保

得られる知見:

  • MLエンジニアでなくても、AIの出力品質を改善できる実践的手法
  • 「期待する品質」を定義し、測定し、改善するフレームワーク
  • プロダクト開発でAIを活用する際の現実的な落としどころ

想定聴衆

  • AIを活用したプロダクト開発に興味があるエンジニア(初〜中級者向け)
  • 生成AIの実用化で苦労している方
  • 「AIに任せきり」ではなく品質にこだわりたいエンジニア