マルチプロダクト時代の通知基盤設計 〜AWS技術選定の裏側と冪等性を担保するアーキテクチャ判断〜 by doriven

BuriKaigi 2026
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マルチプロダクト時代の通知基盤設計 〜AWS技術選定の裏側と冪等性を担保するアーキテクチャ判断〜

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YoY300%成長のクリエイター向けオールインワンプラットフォームの成長に伴い、複数プロダクトでの通知機能共通化が急務となりました。
メール・LINE・アプリ内通知を統一基盤として提供しつつ、将来の事業拡大を見据えた拡張性と、ミッションクリティカルな通知の確実な配信を両立する必要がありました。

本セッションでは最終的なインフラ・アーキテクチャ構成を共有したのち、その設計の過程でどのような制約や判断軸の中で候補として上がった技術について触れてなぜそれを採用しなかったのかという生々しい設計のリアル話をお伝えるすることが出来ます。
作成した成果物やその結果を伝えるセッションではなく、そこに至る技術的な判断や思考をみなさんに共有して今後の設計に役立つようなものにしたいと考えております!

主な内容

マルチプロダクト戦略での基盤設計思想

  • なぜ通知を共通化したのか、将来を見据えた設計判断
  • 今後様々なプロダクトが利用することを考慮した責務の分離とインターフェイスの設計についてどう考えたか

技術スタック選定

  • StepFunctions vs SQS/SNS vs Fluent での可用性・柔軟性・一覧性との比較
  • DynamoDB vs RDS vs Redis - 冪等性におけるデータストアの検討
  • TypeScript統一による認知負荷軽減の判断

冪等性設計の技術判断

  • DynamoDB条件付き書き込みによる排他制御の選択理由

聴講者が得られる価値

  • マルチプロダクト環境での共通基盤設計における技術選定の判断基準
  • 高可用性システムでの冪等性実装における具体的な技術選択肢と評価軸
  • 将来の拡張性と現在の要件のバランスを取る設計判断の考え方