人を増やして売上を拡大する。
タスクを細分化してEVMで進捗を管理する。
進捗が計画通りであることが、プロジェクト成功の指標となる。
それが18年間、受託開発の現場で私が学び、自然と身につけていた開発との向き合い方でした。
ただ、目先の利益のためだけに働いている感覚に違和感を抱くようになりました。
もっと“作ること”そのものに意味や目的を持ちたいという思いが芽生えました。
プロダクトを成長させ、価値を実現する。
チーム全体で認知を揃え、同じ目的に向かって一緒に開発を進めていく。
ストーリーを捉え、最小限の成果物を届け、そこから得られる経験を次に活かす。
「人を管理してプロジェクトを進める」という発想から、
「チームでプロダクトを育てる」という発想へと、志向がシフトしていきました。
このトークでは、私がどのようにして「納品のための開発」から「価値実現のための開発」へと視点を変え、
作ることに対するオーナーシップを持てるようになったのか、そのきっかけと実践、そして得られた学びをお話しします。