これからのTDDの話をしよう by 米久保 剛

builderscon 2024
40分
中級者向け

これからのTDDの話をしよう

tyonekubo 米久保 剛 tyonekubo
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2014年にRuby on Railsの作者であるDavid Heinemeier Hansson氏が発表した記事「TDD is dead. Long live testing.」は多くの議論を呼びました。
日本においては、TDD(テスト駆動開発)に対する誤った理解や、自動テストやテストファーストとの混同なども多く見られ、死ぬ以前に、広く普及していないというのが実状ではないでしょうか。
2022年末にChatGPTが発表されて以来、生成AIは爆発的なスピードで普及が進み、日々進化を遂げています。
GitHub Copilotのようなコーディングに特化した学習モデルを用いたサービスが登場し、プロダクションコードやテストコードの自動生成も可能となりました。
この技術革新によって、TDDは不要となるのでしょうか。それとも新たな形で息を吹き返すのでしょうか。

このセッションでは、TDDに対する過去の問題提起や議論を振り返った上で、TDDの本質について今改めて考えてみます。
そして、生成AIというゲームチェンジャーが登場した時代の荒波の中で、TDD復興の活路を見出すための考え方やアプローチを共有したいと思います。