関数型まつり2025
公募セッション10分 (LT)

Lispは関数型言語(ではない)

tadsan うさみけんた tadsan

対象とする聴衆のレベル(該当するレベルを記載してください。)

  • Beginner: 分野の前提知識を必要としない

セッションのテーマ(該当するテーマを記載してください。なければ追加頂いて良いです)

  • 入門
  • 周辺ツール(ビルドツール、静的解析ツール、エディターなど)
  • 言語処理系(コンパイラー、インタープリターなど)

セッションの概要

LISPは記号処理に特化して初期の人工知能研究を牽引した言語であり、実用的な関数プログラミングを提供した最初の言語といえるでしょう。
現在のLisp族の末裔たちも関数プログラミングのための機能を備えている一方、後続の関数型言語(ML族)が持つ静的型や参照透過性、モナドなどの機能は持っていません。

このトークでは日常的にEmacsとEmacs Lispを利用しているユーザーが、Lispのどのような側面が「関数型」的で、なぜ関数型言語ではないと考えているのか、Emacsを用いたプログラミングの実践とEmacs Lispの「正体」までお話しします。