関数型まつり2025
採択
公募セッション25分
公募セッション Beginner 理論 入門

関数プログラミングに見る再帰

TTTaison T.T TTTaison
4

対象とする聴衆のレベル(該当するレベルを記載してください。)

  • Beginner: 分野の前提知識を必要としない

セッションのテーマ(該当するテーマを記載してください。なければ追加頂いて良いです)

  • 入門
  • 理論

セッションの概要

本セッションでは、プログラミングにおける再帰の基礎を初心者向けにわかりやすく解説します。まず、再帰とは何か、そしてなぜ関数プログラミングにおいて重要なのかを説明し、簡単な例を通じてその概念を掴んでいただきます。また、命令型プログラミングにおけるループ処理と、関数プログラミングにおける再帰アプローチの違いについても、実際のコード例を用いて比較し、解説します。

さらに、再帰を利用する際に直面しがちな問題点とその対策にも触れます。例えば、再帰呼び出しが深くなりすぎることで生じるスタックオーバーフローなどのリスクについて説明し、それを回避するテクニックとして末尾呼び出し最適化を紹介します。また、より高度な話題として継続渡しスタイルによる再帰の書き換えにも触れ、パフォーマンスやスタック使用量の観点から再帰を最適化する方法を概観します。

その後、再帰の実践的な応用例として、木構造の探索アルゴリズムやファイルシステムの再帰的な探索処理を紹介します。これらの例を通じて、再帰が現実世界の問題解決にどのように役立つかを具体的に示します。

初心者の方でも安心して参加できる内容となっており、再帰の基礎から応用までを学べるセッションです。