dip Engineer Blog

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ディップ株式会社のエンジニアによる技術ブログです。
弊社はバイトル・はたらこねっとなど様々なサービスを運営しています。

PHPerKaigi 2023お疲れ様でした!#phperkaigi

2023/03/23 〜 25に開催されたPHPerKaigiに参加されていた皆さん、お疲れ様でした! 24日には社員2名の登壇、25日にはオフラインブースとみなさまと一緒にイベントを楽しみ盛り上げられたと思います。 スポンサーをしているという記事は前回の記事をご覧ください。

developer.dip-net.co.jp

今回は登壇、ブース対応、一般参加と様々な形態でディップからは10名参加しました。せっかくですので、ふりかえってみます!

ブース

カンファレンス会場からちょっと奥まった場所のスポンサーブース会場だったので分かりづらいかな?なんて思っていましたがたくさんのPHPerが足を運んでくれました!(ありがとうございました!!) ブースでは「使ってるPHPバージョンとフレームワーク、経験年数」「ディップとエンジニア採用の認知」の二軸でアンケートを取らせていただき、お礼にノベルティをお渡ししました。

ノベルティ

ノベルティはタオル、コースター、ステッカーの3つを用意していました。どれも反応が良かったので嬉しかったです。特にタオルは当日雨だったこともあり、その場で開けて使っていただいている方もいらっしゃったので重宝していました。コースターは使っていただけましたでしょうか?通常の状態だとロゴが目立たず、使いやすいデザインにしています。PHPerKaigiに参加していたディップのエンジニアから出たアイディアを形にしたものです。

ボード

アンケートボードの集計結果

統計調査のように使ってるPHPバージョンとフレームワーク、経験年数にシールを貼ってもらいました。 「10年以上の経験者がフレームワークを使ってない」にシールをがしがし貼っていくのは圧巻でしたw 色々な方と話しましたが、予想以上に皆さん新しめのバージョンを使われている傾向が見えてきて、 これまでも使ってきたPHPをこれからも長く使っていきたいという気持ちが伝わってきました。

「PHPの推しポイントは?」に記入がないことについて、Twitterなどで反応をいただいてました。付箋など用意をしていたのですが、スペースに余裕がなかったので、シールを貼ってもらいながらお話を聞かせていただいました。 色々な推しポイントを教えてもらいました!その一部ですが共有させていただきます。

ゾウさんかわいい
ユーザーに色々委ねられてるのがいいね(型とか。。。)
ちゃんとアップデートされている
初心者に優しい
たくさんの人が使ったことがある
学びやすい
インターネットに色々知見がある
ドキュメントが充実している
コミュニティがあったかい
いいかんじに動いてくれる感が他の言語より圧倒的に体感が良かった
今の私を作ってくれたのがPHP

(最後の泣かせますねぇ、、)

こちらのディップとエンジニア採用の認知のアンケートについては、

CMがいっぱい流れてますよね
渋谷のビルとか
バイトルは知ってるけど、ディップという名前は知らなかった
初めて聞いた社名です、サービスも知りません
この前カジュアル面談受けました!

などなど、お話しいただきました。 みなさんに知っていただけるようにがんばります!

トーク

ディップからは2名トークを行いました。資料は公開済みです。

サービスと共にチームも成長する 〜New Relicを利用したサービスとチームの定量化〜(大塚ひろき)

https://fortee.jp/phperkaigi-2023/proposal/7892a15e-dd72-4cbe-8941-697b1913c74d

ディップで全社的に導入しているNew Relicのはたらこねっと開発チームでの活用方法を発表させて頂きました。

はたらこねっとのアプリケーションのパフォーマンス監視やメトリクスの監視に加え、開発チームのパフォーマンス監視にも活用しています。 New Relicに用意されている各機能の紹介と、はたらこねっとでの活用事例を交えながら紹介させて頂きました。

アプリケーションの監視に加えて開発チームのパフォーマンスの監視にも活用しているという部分でとても反響があり、多くの方からお声がけ頂きました。 それに加え、New Relicさんもスポンサーをされていたので、抱えている課題や今後の展望について話すことが出来ました。

今後も活用が進んでいくと思うので、こういった事例をもっと展開できるようにしていきたいと思っています。

セキュリティテストでより安心できるリリースにしよう(Motoki Hirao)

https://fortee.jp/phperkaigi-2023/proposal/f06e249f-ed18-4fde-b072-32b94131bc7f

2022年にリリースしたアーキテクチャリプレイスの中で実施したセキュリティテストの取り組みについて発表させていただきました。

セキュリティに詳しいメンバーがおらず、検証も進めないといけない中でVAddyをチームで選定し、セキュリティ面での対応を行いました。 実際にやってみてうまく検出できたところもありながらも、私たちのサービス特有の問題もあり、それをうまく解決し対応できた経験を共有させていただきました。 テストシナリオの話や修正フローの話もさせていただければと思いましたが、今回は時間的に削らせていただきました。

今後の課題として運用をうまくやっていくこと、自動化を進めていくことの2点は発表中に述べさせていただきました。 加えて、Ask the Speakerで話しているうちに入力項目の精査や自動テストしやすい画面構成、構造に変更することも必要に思いましたので、併せて今後検討できればと思います。

後ほどセッション中のTwitterハッシュタグや、配信のコメントも確認させていただきましたが、実際に使ってみたいという声があり、非常に嬉しく思いました。 ぜひ使ってみてください!

他参加メンバーのセッションの感想

宮脇

はたらこねっと開発課でサーバーサイドを担当している宮脇 智也です。 PHPerkaigi 2023に参加をさせていただいたので、印象に残った発表を紹介させていただきます。 印象に残った発表は3/23 18:50の「ウォーターフォールに思えたプロジェクトにあったアジャイルの要素」です。

発表資料はこちらです。

https://speakerdeck.com/kubotak/uotahuorunisi-etapuroziekutoniatutaaziyairunoyao-su

自チームでもアジャイル開発を採用しているのですが、自分自身含めチーム全体でアジャイル開発について理解度が乏しいと感じていたのでアジャイル開発とは何か?の理解を深めたいという思ったのとチームがより上手く回るヒントを得たいと思い発表を聞きにいきました。

発表の中で最も印象に残ったのが開発者の権利の「責任を割り当てられるのではなく、責任を自ら引き受ける」という話でした。 自チームでは現状、経験豊富なメンバーと浅いメンバー間で協力しながらタスクを進められる体制はあるものの開発者が自らタスクを引き受けるのではなく、リーダーからタスクを割り当てられるケースが多いです。 開発者が自ら仕事をタスクを引き受ける体制ができれば、より質の高い仕事をすることができるのではないかと発表を聞いてて、感じました。 そのためにはまずはチーム全体でアジャイル開発について理解度を深めていくことが大事だと思うので、発表の中で紹介されていた「クリーンアジャイル」の輪読会などを行い、アジャイル開発の理解度を深めていく活動を行っていきたいなと思いました。

赤堀

こんにちは、22新卒の赤堀 海と申します。 技術イベントには今まで出たことがなく、イベントデビューが今回の「PHPerKaigi 2023」となりました。 「PHPerKaigi 2023」では、参加されていた人との交流や、講談内容から多くの気付きや学びがあり参加させていただいたことを大変光栄に思いました。 そんな僕が、特に印象に残ったのが 3/24 14:05からのComposerを「なんとなく使う」から「理解して使う」になる という発表でした。

発表資料はこちらです。

https://speakerdeck.com/asumikam/composerwo-nantonakushi-u-kara-li-jie-siteshi-u-ninaru

開発者であればほとんどの人が使ったことがあるであろう、Composerは、とても便利で勝手にいい感じにやってくれるすごいマンです。「しかし、皆さん、なんとなくで使っていませんか?」という問いから始まりました。 自分自身、とりあえずコマンド打ったらいい感じに動くからと言って意味を考えてきませんでした。 しかし、この発表を最後まで聞いたことで、Composerの役割や利用する意味を理解した上で、composer installや新しいパッケージの追加方法などを知ることができました。 Composerは開発者にはとても重要な知識だと私は考えており、この20分の発表の中でComposerを「なんとなく使う」→「理解して使う」に実際になったと思います。 この発表を聞いて理解して満足ではなく、家に帰って実際に触ってみようと思えるとても良い発表でした。

高橋

こんにちは、22新卒ではたらこねっとの開発をしています、髙橋宏暢と申します。 3/25 16:10から発表のあった「未来の開発者へ負債を残さないために取り組んだこと」という発表を聞きました。

発表資料はこちらです。

https://speakerdeck.com/hayatokudou/wei-lai-nokai-fa-zhe-hefu-zhai-wocan-sanaitameniqu-rizu-ndakoto

自社のプロダクトのコードでも技術的な負債があると感じていたので、この発表を聞いて取り組みを学ぼうと思いました。 元々、技術的負債 ≒ レガシーなコードというような認識で、いつ解消しても変わらないと思っていましたが、返済しない限りその後の改修の生産性が低下し、利子が蓄積されていくという意味で負債だと知れたのが大きな気づきでした。 また、取り組みとして、パッケージガーデニング、DDD導入、SRE活動、OAS活用の4つが挙げられていて、抽象的な話だけでなく具体的な取り組みまで触れていて、アクションにつなげやすいと思いました。特にドメイン駆動開発についてはもっと深く学んではたらこねっとに導入したいと思いました。

まとめ

今回、ディップはPHPerKaigiに初めてスポンサー協賛をさせていただきました。 ブース出展は最終日25日の1日だけでしたが、100名を超える皆様にお越しいただきました。PHPの推しポイントや開発現場での苦労などについて様々なお話ができ、参加した弊社メンバも大いに刺激を受けました。

当日はあいにくの天気でしたが、PHPへの愛と熱に満ちた素敵なイベントでしたね。イベントに関わったすべての皆様に改めて御礼申し上げます。ありがとうございました!