tsyama記

プログラミングとそのほか

PHPerKaigi 2019に参戦(二日目とまとめ) #phperkaigi

はじめに

昨日の記事の続きです。

みたもの

Hack HTTP Request and Response Interfaces

Hack HTTP Request and Response Interfaces - Speaker Deck

自分にはまだ早かった…。恥ずかしながら内容についていくのも怪しい感じでした。
途中まで「PHPをハックしてみた的な話かな?」と思いながら聞いていたんですが、PHPと互換性のある(あった?)別のプログラミング言語のことなんですね。

それでも今僕の中で話題沸騰中のPSR-7の話だったりしたので、全然ついていけないという状態はなんとか回避できました。PSR-7の話題は今回もphpcon仙台のときもちらほら聞いたんですが今アツいキーワードだったりします?それともいつでもこのくらいの話題性があるんだろうか。勉強しよう。

ランチセッション

また逃しました。今日はホテルで目覚めた時点で諦めがついたのでよかったです。

アンチパターンから学ぶ、RDBの正しい設計

アンチパターンから学ぶ RDBの正しい設計 / learn-from-failure-2 - Speaker Deck

仙台のときに話のうまさとスライドのわかりやすさに感動し、今回も絶対見逃せないと思っていたセッションです。ちゃんと見れてよかった。

今回はRDBアンチパターンに関する話。「フレームワーク依存症」「知らないロック」「キャッシュ中毒」という三本のアンチパターンを紹介していました。

フレームワーク依存症

フレームワーク依存症とは、「フレームワークの制約がRDBMSに悪影響をもたらすこと」だそうです。その中でも代表的なのがORMの不十分な抽象化とか。ORMがあんまりイケてないという話は以前からちらほら聞いていましたが、具体的にどういうところが、というのは今までよくわかってなかったんですが、ようやく理解することができました。
また、だからといってフレームワークやORMが絶対悪というわけではないので、うまく付き合っていくことが大事らしいです。

知らないロック

謎のデッドロックに悩まされる事案、あるあるすぎて「あるあるー!」となりました。
このへんはやはりいろんな本を読み基礎知識をつけていくのが重要とのこと。さっそくDB本を一冊ポチりました。RDBに関しては数冊読むだけで十分な知識がつくらしいので頑張って読みましょう。

キャッシュ中毒

キャッシュは麻薬、わかります。
高速化したいあまりにキャッシュを張り巡らせた結果、仕様がよくわからんことになったりするので、便利さの裏にあるものも鑑みながら使いどころを見極めていきたい。

あとそーだいさんの発表はまとめがエモいので読後感がよくて好きです。

PHP監視、サービスを守る為に行う不測の事態への努力

slide.seike460.com

受託案件でPHP監視のため、PHPerになにができるのかというお話でした。
『入門 監視』には監視ツールは作るのではなく買う、とあるけど受託では難しいよね、というところまでは「うんそうだよなー」となりましたが、「なので作ってみました」という流れで「つよい」と思いました。

「手を動かしたものだけが世界を変える」っていうのいい言葉ですね。自分の世界を変えていくためにあえてアンチパターンを踏み抜いていく姿勢、見習いたいです。ほどよくエモく、ほどよく技術に寄った発表だったと思います。

LT

ルーキー枠がめちゃ多かったんですが、みんな発表うまいですね…。
新卒二年目とか、大学院生とか、もうすぐ社会人とかいて、少しジェラってしまいました…。

LTは勉強になるのもそうですが、向上心に火を付けられるのでいいですね。

PHPerチャレンジ 「徳丸 浩の挑戦状」解説

生の徳丸さんを初めて見たので感動しました。
トークも大学の講義のような安定感がありながらもユーモアに溢れていて、それも感動しました。

挑戦状は一日目の夜にがっつりやったんですが、見つけられた脆弱性は4/5でした。robots.txtは完璧ノーマークだったので悔しい。

まとめ

今年1月のphpcon仙台でカンファレンスの魅力を知り、ちょっと勇気を出して参加した2回目のイベントでした。仙台もとっても楽しかったですが、やっぱり東京はPHPer人口が多く、その分仙台以上のお祭り感があります。

イベント初心者なのでメインのセッションにかかりっきりになりがちだったんですが、アンカンファレンスやIRT、PHPerチャレンジや茶会など、セッションを聞くだけでは終わらない様々な工夫があって楽しそうでした。このへんもうちょっと積極的に参加すればよかったなあと少し後悔もしてます。セッションだけでもお腹いっぱいになるくらい充実してたんですけどね。

それから、仙台のときは楽しさとためになるで100%だったんですが、今回はほんのり悔しさ?ジェラシー?焦り?みたいなものもあり。
スピーカーの皆さんももちろんそうですが、Q&Aで質問する人やroom cで話し込む人達も皆自分よりも圧倒的にスゴいPHPerに見えるので人知れず焦りを感じたりしていました。

こういう感情は自社でぬくぬく開発してるときはあんまり感じることがないので、こういう気持ちをうまく向上心につなげるようにしましょう。メインのスピーカーは無理ですが、LT発表は近いうちにどこかでできればいいなー。

他にもphpcon仙台で会った人と東京で再会したり、Twitterで新しくつながった人もいたりして、他の人より少ないながらも着実に交流を作れたので、その点についてはたいへん満足です。
委員長の長谷川さんも話されていたように、PHPerKaigiが提供してくれる交流の機会を最大限活用できるようになりたいです。

それでは田舎者は仙台に帰ります。
このような有意義な場を提供していただいたこと、PHPerKaigiの運営、スピーカー、スポンサーの方々に感謝します。お疲れ様でした!